来年の東京都知事選挙の話題が殆ど出ないような状況になっている。
ようやく来年の東京オリンピックのマラソンコースが確定したようだが、今はこれに異議を述べるような人はいないようだ。
結果的に小池さんは強運の人のようだ。
如何にも上から目線でのIOCの決定を利用して、来年の東京オリンピックで最大の課題になりそうだった酷暑危機を上手に回避することに成功した。
来年は、年初からオリンピックモードになる。
聖火リレーが全国で行われるから、オリンピックの開催まで国民の気分は盛り上がる一方である。
読売の報道によると、今回の聖火リレーには様々な工夫が施されており、聖火リレー自体が大変なイベントになりそうである。
通常国会が始まれば、件の桜問題等が再登場するだろうが、オリンピックの賑わいで影が薄くなることは必至である。野党の皆さんの出番も殆どない。
自民党東京都連の中ではそれなりに都知事選挙の候補者擁立の話が燻るだろうが、まず燃えることはない。
聖火リレーが始まったら、小池さんがテレビに出ない日はなくなるだろう。
ヨーロッパでの今年の酷暑被蓋は死者が出るほどに酷かったという。
来年の東京オリンピックがどの程度の酷暑の中で行われることになるかは、まったく予見不可能だが、酷暑被蓋が予想されるマラソンや競歩が札幌で行われることになれば、まず深刻な事態にはならないで済むはずだ。
結果的によかったですね。
そう、小池さんに申し上げたいところである。
そう言えば、二階さんだけでなく、安倍総理も小池さんの都知事再選には特に異議はないそうですね。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2019年12月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。