「昭和なスナック」にナゼ惹かれてしまうのか?

知り合いの経営者の方と会食をした後、銀座のスナックを案内してもらいました。

銀座にあるとは思えないボロボロのビルの3階に上がると、店内は昭和の匂いが充満していました。

まず驚いたのは、ガラガラだと思ったら、年末のせいもあってかお客さんがたくさん入っていたことです。お店の近くで仕事をしているサラリーマンの忘年会の2次会のようなグループが多く、4人くらいの男性グループが懐かしい曲を次々とリクエストして、気持ち良さそうに唄っていました。

正直、最初はかなりのアウェイ感がありました。

まず、タバコの煙が凄いです。電子タバコではなく、昔ながらの紙巻きタバコをみんなスパスパ吸っています。洋服に煙の匂いが付いたらまずいので、ビニール袋にコートを入れておきました。まるで焼き肉屋さんです(笑)。

既にお店に入っているグループは常連らしく、お店の人たちとコミュニケーションしながら楽しんでいます。カラオケをリクエストしようとすると、既に10曲近い予約が入っていて、順番が回ってくるのは随分先になりそうでした。

しかし、時間が経って私のグループも歌い始めると、他のお客様もノリノリになってきて、不思議な連帯感が生まれてきたのが意外でした。

カラオケボックスは、自分たちのグループだけで、短時間にたくさんの歌をリクエストすることができます。昭和なスナックは、なかなか順番は回ってきませんが、その間のコミュニケーションが何とも和めるのです。これがスナックの魅力なんだと思いました。

自分が新入社員の頃の昭和のバブル時代にタイムスリップしたような情景が何とも懐かしく、なかなか体験できない貴重な時間を過ごすことができました。

しかし、あのタバコの煙だけは流石に厳しかったです。1時間ほど滞在し、外に出ると銀座の空気に高原にいるような清々しさ。

という訳で、皆様も素敵な年末をお過ごしください。メリークリスマス!

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年12月24日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。