令和2年(2020年)
改めまして、本年もどうぞ宜しくお願い致します。
今年は東京オリンピック・パラリンピックの年、どんな感動が待ち受けているでしょうか。
またアメリカ大統領選挙もあり、国際情勢はもちろんのこと、日本経済にも影響があるでしょう。
もちろん国内的にはオリンピックの影響も大きいと思います。
さて、今年からどんなことが変わるのか、始まるのかをいくつか探してみました。
まず働き方改革。
昨年から大企業では厳しくなった残業条件が、今年の4月からは中小企業でも始まります。また、特に非正規雇用の待遇改善を目的とした、同一労働同一賃金が4月から大企業で始まり、中小企業は来年4月からのスタートになります、
郵便局でのキャッシュレス決済が2月から順次開始されます。
切手・はがき・ゆうパックなどがキャッシュレスで決済できるようになります。
やはり今までと違って、訪日外国人がたくさん訪れることは、変わるきっかけになりますね。
他にも民法が120年ぶりに大改訂され、さまざまな事が変わります
例えば賃貸などでよくある保証人。その保証人のあり方が変わります。保証できる限度額を超えた保証は無効になります。また、特に金利が設定されていない場合の金利が、これまでの5%から3%に引き下げられます。とは言っても低金利時代の今、これでも高いですけどね。
自動車に関しても変更点があります。4月以降に発売される新車にはオートライト機能が義務化になります。暗くなると自動でロービームがつく機能です。夕暮れ時の交通事故が多いからということですが、欧州では2011年からすでに義務化されています。
さらには、受動喫煙対策として健康増進法改正によって禁煙も本格的に始まります。飲食店などで客席が100平米以上であれば原則禁煙となり、喫煙所を別途設けることは出来ますが、スモーカーにとっては肩身がさらに狭くなりますね。昨年7月より「学校・病院・児童福祉施設等・行政機関の庁舎等」では原則として敷地内が禁煙になりましたが、2020年4月1日からは全面施行され、そのほかの場所でも原則屋内禁煙となります
そして、子供のいる家庭では教育が変わります。
小学校5、6年生は算数や理科でプログラミング教育が必修化されます。我が国ではまさにこれからのメイン産業とも言えるIT分野において、人材が不足しているとも言われていますし、一般的な日常でもそうした技術が必要になっているからということでしょうか。
それから、我々の時代は中学1年生からだった英語も3、4年生では外国語活動が導入され、5、6年生は教科として必修化されます。大学入試改革ではミソをつけてしまいましたけれども、読む、聞く、書く、話すというアクティブラーニングを進めていくことになります。
まだまだ変わることはいろいろありますけれども、訪日客の増加や、IT技術の進化、グローバリゼーションにより、時代と共にルールも変わっていきますね。
編集部より:この記事は、前横浜市長、元衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2020年1月7日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。