今日は、国民の安全・安心のために何を為すべきか、を考える日

国会議員の皆さんは、今日はどのように過ごされるのだろうか。

与野党の違いはあれ、皆さん、それぞれに今日の一日を重く受け止められて過ごされるはずだ、と信じている。

海自・阪神基地隊サイトより:編集部

阪神淡路大震災から今日で25年になる。

25年前の今日、私はあちこちのテレビ局に出演していた。
日弁連の司法制度調査会の中に設置されている大規模自然災害から国民を守る国民的保障制度検討委員会内の小委員会の委員長として。

雲仙普賢岳の噴火災害や北海道奥尻島の地震による津波災害等を契機として被災者に対する経済的支援の在り方や倒壊・焼失建物等の除却や再建に対する国民的保障制度を如何にして確立するかといった政策課題について調査研究し、必要な政策提言をするためのワーキングチームのいわば座長の役割を事実上私が担っていたからである。

しかし、阪神淡路大震災が発災した直後の映像を見ながら、残念ながら私は碌なコメントを発出出来ていなかったように思う。

様々な危機管理や大規模自然災害対策に多少の知見はあったものの、目の前に広がっている惨状に対して、私には何のなす術もなかった。

その年の3月20日に地下鉄サリン事件が発生した。

こういった事々が一つの切っ掛けになって私は、国政に挑戦することになったのだが、私が実際に国政の場でそれなりに活動できるようになったのは8年後の2003年から2009年の約6年間だけ。

国民の安全・安心を守るために何を為すべきか。
国民の安全・安心を守るために、自分には何が出来るか。

今も、そのことを問い続けている。

現職の国会議員の皆さんにお願いしたい。
些末なことに捉われて、国会議員としての本来の職責をくれぐれもお忘れにならないように!
与野党を問わず。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2020年1月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。