YouTube本格デビューで分かった「動画ビジネスのチャンス」とは?

こんにちは。黒坂岳央(くろさかたけを)です。
※Twitterアカウントはこちら→@takeokurosaka

2020年1月31日から、超遅咲きで本格的にYouTubeにデビューしました!

内容は主に英語学習となりますが、効率的な思考法や学習方法など、役に立つ情報を積極的に取り上げていきたいと思っています。

今回YouTubeに本格参入するにあたり、思うところをお話ししてみたいと思います。

YouTubeとブログとユーザー層は全く違う

メディアの専門家や、インフルエンサーの意見によるならば、「YouTubeとブログは住んでいるユーザー層が全く異なる」ということのようです。

ブログはテキストから知識や情報得る習慣を持つユーザーがメインです。私自身も情報はほぼテキストから収集しており、YouTubeは料理をする時や、海外のニュース番組を見る時ぐらいしか使いません。国内のニュースや、専門的な情報はテキストを読んでいます。これは長年の習慣によるところが大きく、昔からニュースもテレビは見ず、新聞を積極的に読んでいましたから、今後も変わることはないでしょう。

こうした理由により、「YouTubeのユーザー層と、ブログのユーザー層は棲み分けがなされていく」というのが持論です。長年、テキストから知識や情報得る習慣の人は、5G(第5世代移動通信システム)の到来があって、たとえ高画質動画が待ち時間なしで快適に閲覧できたとしても、積極的に見ようとは思わないと思います。

テキスト派は「5分の動画は5分間視聴時間を要するが、テキストなら必要な情報をかいつまんでスピーディーに、そして重要な情報はじっくりと咀嚼する、緩急をつけるスタイル」が気に入っていると考えるからです。その一方、動画から情報や知識を得ることに慣れているユーザーは、どれだけブログやテキストメディアが増えても、あまり読むことがないのです。

両者のユーザ層はそれぞれ棲み分けがなされていますから、新たにYouTubeに参入することによって、これまでになかったユーザー層を取り込めそうだと、大きな可能性を感じています。

YouTubeは制作に時間がかかる

これは本格的にやってみて、初めてわかったことですが、ブログやメディア寄稿で原稿を書くことに比べると、YouTubeは1つの作品を作るのに圧倒的に時間がかかります。

TicTac/写真AC

動画を録画し、不要な部分をカット、効果音や図解を挿入するなど、編集作業にはとにかく時間がかかります。また、出来上がった作品を動画として出力し、それを見直して、修正箇所を行うにはまた編集作業に戻ることになります。テキスト記事を執筆する場合においては、バックスペースボタン1つで不要なところを削除できるのですが、動画の編集となると、不要な部分を削除する作業だけでも原稿記事の修正と比べるとはるかに時間がかかってしまいます。

また、テキスト記事の執筆なら、PCやスマホ、音声入力などあらゆるインターフェイスが活用できるのに対して、動画制作にはかなりのマシンパワーを要求されます。私はPCはかなりの台数を有していますが、快適に動画編集ができるマシンはiMac1台しか持っていません。そもそも、クラウドだけで編集作業が完結することはありませんから、「外出先の空いた時間に別のマシンで動画編集」といった手軽さがありません。

さらに動画は容量がとても大きいです。編集中に生成されるファイル1つとっても、何ギガもあったりするので、あっという間にストレージの容量を食ってしまうことになります。1日作業をしたら、150GBもファイルが生成されて仰天しました。

このように動画制作とテキスト制作には必要な労力が全く違いますので、アウトプットする速度は大きな差があると感じています。

参入障壁がビジネスチャンスになる

しかしながら、だからこそYouTubeの動画制作にはチャンスがあると思っています。これはテキスト記事の執筆にはない可能性です。

テキスト記事の制作について言えば、ハードルはものすごく小さいです。今や、誰もがスマホを持っていますから、時間さえあれば誰でも記事を書く土台は用意されています。しかし、YouTubeとなるとまずは動画編集をするためのステージに立つハードルが用意されています。

快適に聞こえる集音マイクや、編集作業に耐えうるマシンパワーを持ったPC、さらにはカメラや編集ソフトなども必要となります。実際、動画編集を決意して始めるまでにあれこれと準備が必要となりますから、誰でも簡単に気軽に始めると言うわけにはいきません。

しかし、だからこそチャンスがあると思っています。この参入障壁はそれを超えることができる人には、大きく有利に働きます。録画編集作業が簡単ではないからこそ、なのです。

実際、筆者も初めてYouTubeに動画をあげたのは2013年でしたが、すぐに挫折。そこからずいぶん時間が経って、7年の時を経てようやく2020年にまた本格的に参入することになりました。このブランクとなってしまったのは、紛れもなく参入障壁の存在があったからです。

先日、アップした動画に早速チャンネル登録が16件ほどつきました。10分足らずの動画ですが、早速、動画の中の私が5時間ほど仕事をしてくれたようです。今後もこのまま、淡々と動画を上げ続けて、とりあえず30個・50個・100個あげて都度、振り返りながら改善を続けていきたいと思います。