山本太郎氏の選挙に対しての影響力の程度を測るのに最適な選挙戦となったのが、昨日結果が判明した京都市長選である。
結果的に自民党、公明党、立憲民主党、国民民主党等が相乗りした現職市長が共産党とれいわ新選組が推薦した候補者を相当の大差をつけて破り、4選を果たすことになった。
結局は、事前の世論調査通りの選挙結果になったということである。山本太郎氏の応援ぶりが結構目立っていたが、中間層、無党派層を惹き付けるだけの影響力は発揮出来なかった、ということだろう。
興味深いのは、立憲民主党支持層の大半は共産党、れいわ新選組の推薦候補の方に流れた、と報道されていることである。
山本太郎氏が頑張れば頑張るほど、立憲民主党かられいわ新選組の方に票が流れ、いわゆる無党派層、中間層はピクリとも動きそうにない、ということだろうから、野党第一党である立憲民主党の執行部の方々はこれからの選挙戦略を見直された方がよさそうである。
さて、今回の京都市長選の結果を踏まえて、各政党はこれからどうされるだろうか。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2020年2月3日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。