こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
昨日の記事はたくさんの方にお読みいただいたようで、ありがとうございました。しかし朝から予算審議はずっとスタートしない状態が続き…
安倍総理に対して懲罰動議を出す出さないという話し合いにまで及んだ挙げ句、結局は週明けの委員会で安倍総理が謝罪するということで話がまとまったそうです。
そんな話を国対協議とやらでしていたせいで、今日の予算委員会の審議は流れ(なくなり)ました…。
野党も野党なら、こんなことに付き合っている与党や総理も大概だと思います。
以前からずっと指摘している通り、こういう「ビジネス野党」に適度に付き合って花を持たせてあげる方が、与党にとっても都合が良いのでしょう
参考過去記事:
国会終盤の風物詩?!ビジネス野党は審議拒否で、支持率が上がらなくても大満足
一部の支持者ウケのために国会論争を停滞させ、自爆するようなビジネス野党がいた方が与党・自民党の地位はますます安泰です。
予算審議が止まったその裏で、残業して答弁を準備していた担当官僚の涙と、与党&安倍総理の高笑いする姿があるのかと思うと、暗雲たる気持ちになるばかりです…。
■
そんな昨日は、東京都によるベビーシッター助成に対して「課税」されてしまう件が再び大きな話題になっておりました。
ベビーシッター事業を運営する「キッズライン」さんが大々的に告知したことがきっかけのようですが、この助成金が雑所得扱いになる税制度は大きな問題です。
特にこうしたサポートを必要とするひとり親世帯の場合、見かけ上の所得が上がって児童扶養手当がもらえなくなるなど、その弊害は深刻なものになります。
本件はすでに昨年の財政金融委員会でいち早く取り上げ、即改善というところまではいけなかったものの、現状を調査する旨の答弁までは出ています。
参考過去記事:
【子育て政策提言】所得税法9条を改正して、子育て・保育に係る助成金を非課税にせよ!
(質問の全容はぜひ動画も御覧ください)
こういう喫緊の課題こそ、いま一度予算委員会の場で議論したいんです。総理にも見解を聞いてみたいですし。
昨日も半日が無駄に流れてしまったわけですが、本当に一部野党は質疑をする気がないなら、その分の時間を我々に下さい。未来や子育て世代のために、建設的な政策論争をさせて下さい。
というのが私の心からの叫びです。
参議員での予算審議・委員会審議が始まりましたら、本件は再び取り上げて総理・大臣にぶつけます。それまでの間にも、各方面と調整を続けて問題解決のために尽力をして参ります。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会、地域政党あたらしい党代表)のブログ2020年2月13日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。