コロナウィルスに関係なく「そもそもオフィス行く必要ってあるの?」

内藤 忍

コロナウィルスの感染者が日本国内でも増えています。来週から再来週が、感染拡大かどうかの正念場になるといっている人もいます。

東京マラソンのようなイベントも、縮小や中止するものが増えてきました。企業の対応も進んでいます。テレワークに切り替えることを早速始める会社も増えてきました。

社員をオフィスに通勤させず、自宅で仕事をさせることによって、社員に優しい会社、危機管理に迅速に対応できることをドヤ顔アピールしている会社もあります。しかし、コロナウィルスに関係なく、そもそも毎日会社に通勤する必要があるのでしょうか?

フェイス・トゥー・フェイスのミーティングの価値を100%否定するわけではありません。集まって顔を合わせて話をすることによる効用がある場合も存在するのは事実です。しかし、毎日通勤時間をかけて、一人でもできる仕事を会社でするなら、自宅で集中してやる方が、効率性が圧倒的に高いのではないでしょうか。

そもそも、社員が1カ所に集まって、同じタイミングで一緒に仕事をするのは、工業のベルトコンベアのような生産工程を前提にした仕組みです。

同じ時間に通勤し、同じ時間にランチを食べ、同じ時間に帰宅する。ホワイトカラーのクリエイティブな仕事には全く向かない、ストレスフルで非効率なワークスタイルです。

今回のコロナウィルスをきっかけに、オフィスで毎日仕事をすることの非効率に気がつく経営者が増え、テレワークを始めとする新しい働き方を導入する企業が増えていくことを期待したいものです。

コロナウィルスに関係なく、そもそもオフィスに毎日行く必要はないのです。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2020年2月18日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。