東京五輪がロンドン五輪だと!? 代替開催名乗りに怒り

川松 真一朗

Paddington/写真AC

東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。

2020ロンドンオリンピックをと呼び掛けるロンドン市長候補

新型コロナ対策をめぐって、フェーズが動いていく中でロンドンからは「2020年オリンピックをロンドン」でと言及する市長選(今年5月)候補者が出てきました。私はこのことに怒りを覚えます。

自国の船が大変になっていることをスルーし、12年大会の実績と施設があると言うが、今からは使えないものもあるのに。加えて、この氏の発言を日本で紹介して、東京オリンピック不安を煽るメディアもあります。

そもそも、日本が世界のメディアから「第2の震源地」とも言われる所以は、どうしてもクルーズ船からの発症例が相次いでいることです。日本政府への厳しい声も広がっていますが、そもそも日本はイギリス船籍である「ダイヤモンドプリンセス」号に対して、入港拒否したわけではなく、接岸しないで検疫をしていくというオプションを選択しました。

乗員・乗客約3700人が一気に上陸して、一斉に受け入れをする隔離施設も用意できないのです。そもそも、今回のオペレーションの最優先の目的は3700名の乗客乗員の中に何名いるかわからぬ保菌者が入国し国内で感染が広がることを阻止する事だった事をご理解頂きたいと思います。

岩田動画とは何だったのか?

その中で、今週、岩田健太郎教授の告発動画が日本中、世界中で拡散をされました。クルーズ船内の感染予防が不十分だったのではないかとの疑問が出されたのです。加藤厚労大臣も、厚生労働省も岩田教授の指摘を否定しています。

たまたま、下船に向けたオペレーションの中で、特殊な環境をご覧になったのかもしれませんが、あの告発動画は既に本人により削除されています。岩田教授は船内でも、色々とクレームを述べたと漏れ伝わりますが、現場スタッフは本当に頑張っています。厚労省内対策本部は検疫・サーベイ・医療提供・自治体・クルーズ船・広報等各班が土日も無く24時間働き続けていることは間違いないのです。

今は、この難局を打開する為に、日本が1つになって正しい情報の下で、正しい行動を取っていきたいです。

こういったことについては、率直に動画でも語っています。是非、ご覧下さい。