東京都の医療体制についてFacebookで懸念点を書いた。これに対し、昨晩の小池知事と西浦教授の会見内容は、私にとっては相当程度納得感があった。
西浦教授は、PCR検査のほか、帰国者・接触者外来の受診者数や、SNSから把握できる発熱者数などを総合的に分析していることを説明。感染者数の予測値も示した。また、小池知事は、現在、すでに500床を確保し、さらに目標4000床の準備をしていることも説明した。
ただ、病床などの備えにつき、少なくとも公開情報・報道でみる限り、大阪が一歩先んじているようにもみえる。
「東京都は遅れた」などと批判するつもりはなく(そんなことはどうでもいいので)、ともかく都民の命を守ってほしい。最善の対策を最速で進めていただきたい。
会見内容には少し安心した一方で、会見のやり方はどうかと思った。
裏では万全の感染対策をやっていたのかもしれないが、動画でみる限り、平時と同様の“3密会議”をやっていたようにしかみえない。(これも西浦教授は万全の対策をされていたのだろうと思いつつ、マイクを共有していたのも気になった。)
多くの人が目にする会見なのだから、広く範を示すためのパフォーマンスという観点でも、オンライン会見にするとか、距離を大きくあけるとか、「今あるべき会合」の姿を示したほうがよかったと思う。