「アフターコロナ」の資産運用はどう変わるのか?

コロナショックでこれからの資産運用をどうしたらいいの?という質問を大変多くの方から受けています。

私が「アフターコロナ」って想定している新しい資産運用のポイントは次の3つです。

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変化1.キャピタルゲインからインカムゲインへのシフト

コロナショックで株式などの金融資産で運用していた個人投資家は大きなダメージを受けましたが、都心の中古ワンルームマンション投資は無傷でした。値上がりを期待する変動性の大きな資産から、安定したインカム収入を狙う投資へのシフトがこれから更に強まると考えます。これは、GPIFなどの機関投資家も追随している動きです。

変化2.分散投資の更なる広がり

変化1と関連しますが、金融資産だけで分散しても十分な分散効果が得られないことから、金融資産と実物資産の組み合わせにより更に広い投資対象を模索する動きが強まると考えます。

実物資産には、不動産だけではなく、太陽光発電投資、現代アート、アンティークコインといった異なる相関関係を持った資産があります。これらを組み合わせることによって、ポートフォリオ全体での変動性を抑えることが可能になります。

変化3.専門家とのネットワークの重要性の高まり

インターネット上の情報は玉石混交で、専門家の情報や信頼できる仲間とのコミュニティの方が信頼できることがわかってきました。手前味噌になりますが、資産デザイン・ソリューションズのようなコンサルティングサービスや、資産設計実践会のようなインナーサークルの価値が高まっていくと思われます。

今回のオンラインセミナーは、上記の変化を踏まえ、金融資産から実物資産、そしてアセットアロケーション、さらには個別のケーススタディまで、網羅的な内容になっています。

現状の資産運用に悩みを持っている人、あるいはコロナショックを機会に資産運用を始めたい人、様々な個人投資家のご参加をお待ちしています。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2020年4月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。