一昨日防衛省の河野防衛大臣の定例会見に行ってきました。
通常会見はA棟10階の会見室で行われるのですが、先週以来新型コロナウイルス対策のために、より広い11階の大会議室で行われております。
また、入室時の手指のアルコール消毒、体調の悪い者は参加を見合わせる、可能な限り、マスクの着用となっており、更に原則、各社1名の参加、隣の席と1席空けての着席を求めています。
またゲートの警備員や、受付はゴーグルまでしていました。
ところが会見後には、11階の廊下で記者クラブの記者たちが、大臣を囲んでスクラムを組んで懇談しておりました。
これでは一体何のために上記のような気をつけているのかわかりません。
更に申せば会見にしても原則各社1名ですが、何人も参加している会社がありました。
会見ではさんざん、コロナウイルス対策に対する質疑がなされたのですが、記者クラブの皆さんは、自分たちは当事者とは思ってないんでしょうかか。
本当は密集しての懇談の写真も撮ろうと思ったんですが、一応会見室以外の撮影は禁止で、おまけに横に報道室の担当者も居たのでやめておきました(笑)
防衛省、防衛記者会の危機管理意識の低さに愕然としました。
これで大丈夫なんですかね?
Japan In Depth に以下の記事を寄稿しました。
編集部より:この記事は、軍事ジャーナリスト、清谷信一氏のブログ 2020年4月11日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、清谷信一公式ブログ「清谷防衛経済研究所」をご覧ください。