こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
おはようございます。本日は午後から行政監視委員会が開かれます。質疑の割り当てがありましたが、世間の皆さまに活動8割自粛を求めながら国会運営が縮小・オンライン化されない現状に鑑み、維新は党として法案審議やコロナに関連する重要審議以外での質問は見送ることになりました。→ pic.twitter.com/AZEuPOQLUQ
— 音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選出) (@otokita) April 13, 2020
今週も国会審議が続きますが、民間に強く活動・移動の縮小を求めていることに鑑み、維新は重要審議以外での質問を見送ることを決定いたしました。
「そんな職務放棄だ、仕事をしろ!」
というご批判もあると存じます。
しかし議員が質問すれば物凄い数の役人さんたちが動くことになり、こんな横柄な国会運営を続けていたら移動・活動の8割カットなんて夢のまた夢となってしまいます。
正直、野党にとって質問機会を放棄することは武器を失くすに等しく、いかに国民の皆様のために成果を出すか非常に悩ましいところです。
しかし、まさにこれがいま民間事業者に「創意工夫」として求められていること。
我々も知恵を使って、これまでの国会慣習や常識に囚われない活動方法を編み出していかなければなりません。
もちろん開かれてしまう委員会にきちんと出席を致しますし、機会を絞って質の高い質問が行えるよう尽力致します。
…と、頑なに縮小や工夫がされない国会運営に苦言を呈すため、一足先に維新独自の取り組みを進めていたところ、
「範を示す」国会議員も「出勤者7割削減」へ 与野党合意、開催委限定など(毎日新聞)
昨日また一歩議論が進み、ようやく開催委員会の限定などが決まったようです。まさに戦力の逐次投入。。
先週、今更ながらやっと国会も緊急対応を取り始めた。しかし、提出法案は精査する気も全て取り下げる気もない与党と、質疑の時間短縮にも応じない野党のメンツ争いのクソ国対政治。遅かれ早かれ国会議員にも感染者が出る。そしたら日程もボロボロになって後手後手対応になるんだから今からやろうよ。 https://t.co/rQvfstZOO9
— 藤田文武(衆議院議員 日本維新の会) (@fumi_fuji) April 12, 2020
国会議員に感染者が出たら、ようやくもっと踏み込んだ運営見直しに着手するのでしょう(文字通り時間の問題ですが)。
法案を通したい政府与党の対応が非常識なのはもちろんのこと、「揚げ足取り」質問のために時間を確保しようと、結局はその与党とテーブルの下で手を握ってしまうビジネス野党にも辟易とするばかりです。
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そんな中、昨日発表された各種世論調査では野党第一党・立憲民主党の支持率が暴落するという傾向が見られました。
当然の結果といえば当然だろう。
野党がひたすら野党を演じているのはもはや通用しないのでは。特に有事の際には尚更に。うがった見方かもしれないが一部の野党を除き大半は「コロナと戦っている」というよりも「コロナに便乗して政権を叩こう」としているように見えてしまう https://t.co/GmBSMQUAW2— 野口健 (@kennoguchi0821) April 13, 2020
保守系が強い産経・FNNの調査ですし、一回の世論調査で右往左往してもというのは十分承知しているのですが、それでもこれはなかなか衝撃的な結果です。
政党支持率の平均(10%未満拡大)
共同通信(4月10~13日実施)、NHK(4月10~12日実施)、産経新聞・FNN(4月11~12日実施)の世論調査を反映しました。立憲の支持率が下落し、維新がやや増加傾向とみられます。 pic.twitter.com/J2FOzGd0tV
— 三春充希(はる)⭐2021衆院選情報部 (@miraisyakai) April 13, 2020
同時期に行われた他社の世論調査でも同様の傾向が見られ、立憲への期待度が下がっていることは確かでしょう。そして手前味噌ながら、維新はなかなかに堅調です。
政権支持率は下がっているにもかかわらず、野党第一党の支持率が上がらない。
これはすでに多くの方が指摘をしている通り、批判や揚げ足取りばかりをしている「なんちゃって批判型ビジネス野党」に有権者がそっぽを向き始めていることを意味しています。
2月~3月、新型コロナウイルス対策が佳境に入っていた局面でも桜などの不祥事追及に明け暮れ、「時間が余ったらコロナをやります」という国会質疑をしていたことは紛れもない事実です。
また維新が特措法改正の際に付帯決議に入れるように強く求めていた「補償」の二文字も、立憲国対を中心とした抵抗によって見送られたと聞いています。
政府与党だけではなく、とにかく自分たち以外の周りがやることに「なんでも反対!」をし、感染症対策の足を引っ張ってきた野党第一党の対応について、有権者は健全な反応を示しているのではないでしょうか。
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一方で、政府与党も混乱・迷走が続くばかりであり、今こそ建設的な「提案型野党」の出番のはずです。
吉村知事、府民のため連日のご奮闘に心から敬意を表します。知事が提起された家賃負担については、私も問題意識を共有します。なんとか与野党の皆さんのご理解を得て、家賃支払いモラトリアム法案を成立させたいと思います。既存の制度だけでは危機に瀕している飲食店などを助けることができないので。 https://t.co/LmD03DYkzh
— 玉木雄一郎(国民民主党代表) (@tamakiyuichiro) April 13, 2020
維新の他にも、国民民主党代表・玉木議員が政策提案に向けて孤軍奮闘をしています。
ぜひ玉木代表には国民民主党のみならず、共同会派を組むメンバーをできるだけ多く説得していただき(立憲幹部は無理でしょうけど)、こうした政府与党ができてない分野で政策実現に望みをつないでいただきたいと思います。
玉木さんには、ぜひ党をまとめていただきたい。維新は松井代表、馬場幹事長、新型コロナ対策本部事務局長の不肖わたくしのラインが完璧に一枚になり、連携をお待ちしています。モラトリアム法案であれ補償含むロックダウン法案であれマイナンバー紐付け事後審査法案であれ、詳細の詰めは任せて下さい! https://t.co/1iwpFJCiMw
— 足立康史 (@adachiyasushi) April 13, 2020
もちろん我々も、協力を惜しみません。
批判型野党を標榜する古い政治家たちを永田町から一層し、有事に前向きに結束できる「提案型政党チーム」を目指して具体的な活動をして参ります。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2020年4月13日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。