こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
18日まで熱戦が繰り広げられていた、目黒区長選挙の結果が出ました。
維新が公認した「たぶち正文」候補は、残念ながら惜敗という結果になりました。
ご支援いただいた皆さまに心より御礼を申し上げるとともに、力不足をお詫び致します。
しかしながら、この選挙では驚きの誤算が2つありました。
緊急事態宣言中にもかかわらず、投票率UP
外出自粛が呼びかけられる中の選挙、投票率は「低下」が予想されてましたが、なんと6ポイント以上のアップとなりました。
やはり、結果が見えている一騎打ちではなく、複数の有力候補が出馬したことと、現職の多選やコロナウイルス対策へ有権者の「危機感」が高まっていたことが要因ではないかなと思います。
「維新」公認候補の大健闘
手前味噌ながら、「維新」の看板を背負った候補が2万票近く得票することは、おそらく多くの人が想定してなかったのではないかと思います(私も含めて…)。
選挙戦中はそれなりに手応えが感じられたものの、首長選挙というのは「無所属」同士の闘いになるというのが通例です。
参考過去記事:
首長(知事)はどうして「無所属」なのか? (2014年の記事…懐かしい。。)
無党派層からの票もかき集めなければいけない首長選挙では、「政党色」をつけることはマイナスに働きます。
なので自公推薦の現職も、野党統一の対抗馬も、セオリーに則って表面上は「無所属」であることを打ち出していました。
そうした中で、しかも東京で、「維新」という政党名を背負っての2万票弱。
2019年参院選で維新が目黒区で獲得した票数(比例票)は約11,000票、「音喜多駿」の票数は約12,500票。
しかもその際の投票率は約52%ですから、投票率33%でこの得票数は昨年の記録を大幅に上回りました。
現職区長と、トップ当選の区議。そこに大政党と組織がバックについている相手に、ど新人がもっとも遅い出馬表明でこの結果は、まずは大健闘と言って良いのではないかと思います。
一回の世論調査に一喜一憂するわけにはいきませんが、産経新聞に引き続き毎日新聞でも、維新が野党トップの支持率を記録しています。
我々の努力次第でこの党勢を維持・拡大できれば、来年の都議選では3~4人区でも当選者を出し、二桁の都議会議員を誕生させることも充分に視野に入ってくるはずです。
もちろん今の党勢は、吉村府知事を始めとする首長たちが結果を出してくれているからもたらされているもの。
国会議員団としても、そして東京維新としても、都民・目黒区民の期待にこたえられる政策活動ができるよう、気を引き締め直して尽力して参りたいと思います。
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それにしても。
私自身、昨年北区長選挙に挑戦したのでつくづく感じますが、本当に特別区の現職区長は手強いな…と。
野党統一の女性候補も、政策通で候補者の質としては非常に高かったものの、それでも届かなかった。
多選区長の再選は望ましいことではない反面、革新区政の誕生を防げたという点では前向きな部分もあり、色々と心中は複雑な結果です。
しがらみのない改革派の首長が都内に誕生するのは、果たしていつの日か…。
その初めての首長が維新、またはあたらしい党から輩出される日を目指して。
感染症が猛威を振るう中、選挙事務に携わった職員・関係者の皆さま、本当にお疲れさまでした。
今回の選挙によって、感染拡大が発生しなかったことを祈るばかりです。状況による選挙の延期と、ネット投票の導入は引き続き強く主張をして参ります。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2020年4月19日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。