こんにちは、東京都議会議員(町田市選出)のおくざわ高広です。
昨日発表された東京都の「新型コロナウイルス感染症を乗り越えるためのロードマップ(骨格)」。
5月31日まで(国が宣言を解除するまで)現在と同じ外出自粛休業要請を継続することを前提に、
その後のロードマップの基本的な考え方や目安を示した内容です。
同僚の斉藤れいな議員がすでにブログ「休業要請の緩和はどのように進めるか?都が案を示しました」で詳細な分析をしていますが、
指標とすべき項目自体は妥当であるとは思うものの、明確な数値基準が示されておらず、解除段階(ステップ)を描いていくことができません。
ステップに書かれている内容が、漠然としたものとなっており、学校や保育施設、社会福祉施設あるいは経済活動再開のイメージがわきません。
また、「新しいあたりまえ」をつくろうというキャッチフレーズは掲げられましたが、なにが「新しいあたりまえ」なのか、まったく分かりません。
ステップ0の段階でも、たとえば学校での校庭開放やマナーを守った公園利用、オンライン学習の推進など、特に子どもたちや子育て家庭に対し、示していくべき指針があってもよかったはずです。
この点は、一昨日提出した要望書においても求めていたところであり、大変残念です。
都の話を総合すると、
✔まだ外出自粛をゆるめることのできる段階にない
✔具体的な話はこれから検討していく
ということですが、あまりにも対応が遅すぎます。
感染拡大防止のために外出自粛をすることは大切のです。そこには賛同します。
しかし、6月以降の感染拡大を防止するためには、
この2週間で、「感染を防ぎながらの日常」をつくっていく必要があり、早急に「新しいあたりまえ」を示すべきです。
経済活動も家庭の中も、もう限界を過ぎている方々であふれています。
外出自粛や休業要請を解除できないのであれば、なおさら、これからの暮らしを描いていかなければ、もう耐えることができなくなります。
そのような観点から、ステップごとの「新しいあたりまえ」みらい案を作成し、週明けに都庁に提出するつもりです。
皆様のご意見をお寄せください。
編集部より:この記事は、東京都議会議員、奥澤高広氏(町田市選出、無所属・東京みらい)のブログ2020年5月15日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおくざわ高広 公式ブログをご覧ください。