21日発売の週刊文春が、東京高検の黒川弘務検事長が、国や東京都が外出自粛を呼び掛けている5月1日夜、産経、朝日の関係者らと賭けマージャンをしていた疑惑があると報じることが明らかになり、公明党幹部が辞任を要求。ネット上で反響を呼ぶ事態となった。
文春は本誌発売に先駆け、20日夕方、『黒川弘務東京高検検事長 ステイホーム週間中に記者宅で“3密”「接待賭けマージャン」』を配信。これを受け、与党公明党の石田祝稔政調会長が「事実であれば職務を続けられる話ではない」と批判するなど(参照:時事通信)、政界を揺るがす一大スキャンダルになろうとしている。
このスキャンダルは、先頃政府が検察庁法改正の動きを見せた際、黒川氏の定年延長が注目されたこともあるが、賭けマージャン疑惑の「舞台」が産経新聞の社会部記者の自宅、黒川氏と卓を囲んだとされるのがこの産経記者と、朝日新聞の元検察担当記者だったことも波紋をいっそう呼ぶことになった。
さらに、このニュースについて、朝日新聞記者として長年活躍してきた上丸洋一氏のツイートにツッコミが続出する事態も。
フリージャーナリストの田中稔氏が文春の速報記事を拾って「黒川さん、早く辞職しなさい!」とコメントしたのに対し、上丸氏は「事実なら産経記者、産経新聞社の責任も厳しく問われる。」とリプライした。当然のことながら、上丸氏が朝日の元記者が参加したことに触れていないことにツッコミが続出した。
事実なら産経記者、産経新聞社の責任も厳しく問われる。
— 上丸洋一 (@jomaruyan) May 20, 2020
日頃は安倍政権を舌鋒鋭く批判し、朝日新聞とは同調的なスタンスの立憲民主党の有田芳生参議院議員にすら「朝日新聞の元検察担当記者(いまは経営企画室)もこの麻雀を共にしています。」とキッパリ言われてしまう始末。
朝日新聞の元検察担当記者(いまは経営企画室)もこの麻雀を共にしています。
— 有田芳生 (@aritayoshifu) May 20, 2020
一般のネット民からも
マスコミ人も関わってたとするとこの記事もみ消したり、報道を控えたりするのだろうか?
知ってる人なのに名前は出さないんですね?黒川さんだけを攻撃するためですか?
産経、朝日、検察 3密ですねぇ!
などと続々とツッコまれていた。