コロナ時代の選挙はどうなるのだろうか。
少なくとも小池さんはリモート選挙に徹するようである。
まあ、今更小池さんの姿を近くで見たいと思う人は少ないだろうから、小池さんに限っては無理に街頭に立たれることはない。
都知事の職責から自由になるわけではないから、小池さんは何かあれば必ず都知事としてテレビに出るはずである。
選挙中だからと言って小池さんがテレビに出てはならない、というルールはない。
小池さんの他の候補者の方々がテレビ局に対して自分たちの姿も映して欲しいなどと言っても、都知事の職にない人をそうそう映すわけにはいかない。
結局、テレビの画面に登場するのは殆ど小池さんだけで、他の候補者の方々はそう簡単にお茶の間のテレビに登場することは出来ない。
お気の毒ですね、と申し上げるしかない。
政見放送で多少はご自分をアピールする機会はあるだろうが、多分政見放送を見てくれる人は少ない。
短い政見放送でも、ご自分をアピールすることに長けた人はそれなりに一般の視聴者に自分の存在を印象づけることが出来るだろうが、普通の真面目な人は、なかなかそれが出来ない。
結局は、今回の都知事選挙は小池さんの信任投票みたいな選挙になってしまうな、と思っているところである。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2020年6月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。