こんにちは、
東京都議会議員(町田市選出)の
おくざわ高広です。
いよいよ明日、東京都知事選挙が告示されます。
20名を越える方が立候補されるとのことで、その全ての方に敬意を表したいと思います。
NHK「都知事選、これまでに21名が立候補表明」
そのうえで「おくざわ、お前はどうするのか。」
と多くの方からお問合せを受けましたのでお答えします。
結論から言うと、
新型コロナへの対応をはじめとする都政の継続性という観点から、
「知事を今変えるべきではない」と考えています。
以前のブログでも書きましたが、
ゼロベースで、まっさらな気持ちで、主要候補者の記者会見や政策を見させていただきました。
率直に言って、
小野たいすけ候補の純粋な想いに対して、3年前の自分を重ね合わせ、心から共感したのも事実です。
山本太郎候補の怒りを見て、コロナ禍における自分のふがいなさを詫びる気持ちになりました。
宇都宮けんじ候補の政策を見て、多くの悲しみに寄り添ってきたのだろうなと胸打つものがありました。
しかし、日々感染者数も変動し、予断を許さないコロナ禍の現状において、
現職である小池知事を変えて、新しい体制をしくべきだろうかと言えば、それはNOです。
もちろん、現在の東京都の対応が100点かと言われれば、そうではないでしょう。
仮に70点だとすれば、残りの30点を埋めるために、活動をしていくのが私たち都議会議員の務めです。
実際に、一昨日も「無所属 東京みらい」として、事実に基づく検証をするよう要望をしたところであり、
こうした取組は、知事選期間中も、引き続き、取り組んでいきます。
※要望内容については、森沢きょうこ議員のブログを参照。
私は、常々、選挙は未来を選ぶものであり、
公約は「未来への期待値」、実績は「未来の実現可能性」と考えており、
つまり、公約と実績を横軸と縦軸の関係で見るようにしています。
そのような点で、それぞれの公約(政策)についても、
総合的にみて、小池百合子候補に軍配が上がるものと考えます。
公約の進捗については、斉藤れいな議員のブログを参照。
ここには記載されていませんが、
私がこれまで繰り返し主張してきた「ソーシャルファーム」の実現については、
今後の期待値とこれまでの実績を考えて、100点に近い数字であると考えています。
一方で、情報公開など意思決定の透明化、後世の検証のための文書保存という点では、
期待度が高いがゆえに、不満の残るものでもあります。
これについては、都政の透明化をうたって当選している以上、ことあるごとに取り上げていく所存です。
私も一年後に、その責任を負う立場であることを改めてお伝えしておきたいと思います。
なお、今日は、私の立ち位置は示しましたが、今後の選挙戦においては、
なるべくフラットな視点から各候補者の主張を分析し、情報提供していきたいと思っています。
一番大切なのは、誰もが、自分たちの将来を真剣に考えて、自分なりに納得のできる一票を投じることです。
皆さんの投票における判断の一助としていただけたら幸いです。
もう一つ、明確にしておきたいことがあります。
それは、私はこれからも無所属で活動していくということです。
もちろん、政治は数であり、パワーゲームであることは承知しています。
しかし、私は問いたい。「その政治が皆さんを幸せにしたのでしょうか。」と。
真に課題と向き合い、少しでも幸せな社会をつくるために、
党利党略ではなく、自らの頭で考え、行動できる無所属という立ち位置にこだわっていきたいと思っています。
そして、そのためには、自分自身の力をつけなければならないと痛感します。
これからも、仲間とともに、より良い都政に貢献できるよう、力を尽くしてまいります。
この間、無所属 東京みらいでは、3人で議論を繰り返してきました。
また、たくさんの方から率直なご意見をいただきました。
改めて、私たちに対して真摯にご意見をくださった皆様への感謝を申し上げます。
ありがとうございました。
すべての候補者のご健闘を心からお祈りするとともに、
ここがゴールではなく、政治が変わるスタートになることを願います。
編集部より:この記事は、東京都議会議員、奥澤高広氏(町田市選出、無所属・東京みらい)のブログ2020年6月17日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおくざわ高広 公式ブログをご覧ください。