こんにちは!黒毛和牛を安くシンプルに提供する、大阪の焼肉「京松蘭」の高橋大樹です。
7月28日に西村経済再生担当大臣が、飲食店で新型コロナウイルスのクラスターが発生した際に、自治体が店側の同意を得ずとも店名を公表できるという方針を示しました。
「ガイドラインが遵守されず感染経路追跡が困難な場合」が対象になるとのことですが、誰がどのようにして店名公表されるべきケースと判断するのか、報道されている範囲ではよくわかりません…
実際、福岡の高島市長は29日のブログに「今日からクラスターが発生した際には原則店名を公表することになります」と書いており、クラスター発生=原則店名公表とする自治体も出てきているようです。
政府のこの取り組みに対しネット上では、「安倍内閣は飲食店舗の敵」「『経済回せ、自分で働いて食え』と『感染者出したら晒し首』のダブルバインドキツすぎる」「勝手に公表された飲食店は国を訴えるべき…感染者を出す事は犯罪ではない」「これはダメ。感染症法にも特措法にも同意無しの店名公表は明らかに違反」といった批判の声が殺到しています。
当事者である飲食店経営者たちもめちゃくちゃ怒ってます。
今回の政府の方針が批判を集めている理由のひとつには、ツイッターで指摘されているように、店名公表が根本的な問題解決につながっておらず、「感染を悪扱いする」空気を助長してますます隠れ感染者が出て逆効果だと受けとめられていることがあると思います。
これじゃクラスター発生したお店が悪いみたいじゃない。お店の対策が悪くて発生したならいざ知らず、お客が悪くても原因不明でも、お店が悪者?
というか、感染を悪扱いするの止めないと、ますます隠れ感染者が出て逆効果だと思う。
「会食なんて主な感染経路のなかで一番少ない」「飲食店だけ店名公表なのなんで?」といった指摘や疑問の声も上がっています。
飲食店だけなのなんで?
企業や他業種の店舗や事務所だって発表されないと…社員以外の不特定多数が集まる場所沢山あるじゃん。
業種限定なのおかしいよね。
また、「お客様からうつった可能性だってあるから、お客様の会社や学校にも洗浄がはいるべき」「どこでもらってきたかなんかわからないのに、店名公表なんてありえない」などの意見もみられました。
店のスタッフがかかったってなら、
お客様からうつった可能性だって
もちろんありますよね?本当にクラスターっていうなら、
店内洗浄して公表させるだけでなく、
ご利用いただいたお客様の会社や学校にも
洗浄がはいるべきでは?リスクが大きくないですかね。
飲食店は潰すの簡単なんですから。
従業員やアルバイトが
感染した場合、はっきりいってどこでもらってきたかなんかわからないのに、
学校なのか電車なのか家庭なのか?
それなのに店名公表なんてありえない
もっと根本的なコロナ対策として、最近ではアゴラ研究所の池田信夫所長や医師や研究者らから、「新型コロナを指定感染症から格下げし、『患者』と『無症状の陽性者』をわけて後者を病院から解放する、また患者もインフルエンザと同じように感染症指定医療機関でなくても処置できる病気にする」ことなどが提言されはじめています。
もし大事なのは軽症・無症状が大半を占める陽性者数ではなく、重症者数なのであれば、無症状かもしれない陽性者の発生でも一発アウトになるかのような恐怖を植えつけることは、はたして得策なのでしょうか⁉︎
飲食業の従事者は、客席の仕切り、テーブルの消毒、従業員のマスク着用、十分な換気など、それぞれの現場でできる限りの感染拡大防止対策を講じています。それでも従業員やお客さんのなかから陽性者が出た場合に、冷静かつ速やかな対応をとれるような状況や世論がつくられることを切に望みます!