日本経済新聞によれば、コロナウィルスの影響で遅れていた、東京BRT(Bus Rapid Transit)の実証実験が10月から晴海〜虎ノ門間で始まるようです(写真も同紙から)。
連節バスも運行されるようで、実験が始まったら早速乗りに行ってみようと思っています(ただし、2022年の環状第二号線本線トンネル開通までは別ルートのようです)。
バス便と聞くと、電車に比べネガティブなイメージを持つ人が多いかもしれません。しかし、バスにもメリットが多くあると思います。
まず、バスは路面ですから、電車やメトロのように階段を長々と上がったり降りたりする必要がありません。また、1車両あたりの輸送量が小さいため、同じ人数を輸送しようとすると運行頻度が高くなって、利便性が高まります。
バスの問題は、渋滞によって定時運行できないことがあったり、雨の日にバス停で濡れてしまうといった点です。
しかし、今回の東京BRTは、約1㎞毎にしか停留所を作らず、虎ノ門ヒルズ⇔新橋⇔勝どきBRT⇒晴海BRTターミナルと、虎ノ門から晴海までバス停は4つだけ。また、将来的には、バスレーンを設けて定時性を高めることになっています。これによって、表定速度は新交通システム並みの20kmにスピードアップするそうです。
また、晴海にも虎ノ門にもバスターミナルができますから、雨の日や暑い日にバス停で待つストレスも払拭されそうです。
上記のような利便性が確保されれば、虎ノ門までバス1本でわずか15分という晴海フラッグの利便性は、高い評価を受けると思います。
晴海の中古高層マンションは、最寄り駅から徒歩10分以上の物件でも、坪単価が300万円台半ばになっています。晴海フラッグは、それらと比べて価格面で優位性があり、BRTの利便性が再認識されれば、割安感が認識されていくことになるはず。
ただし、これには晴海フラッグを購入している私のポジショントークが含まれている可能性があることを、念のため申し添えます。
編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2020年9月9日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。