難病の根本的解決策は治療法の確立

難病の治療法についてですが、ALSは他の難病に比べると恵まれた状況にあると思います。アイスバケツチャレンジやせりか基金などメディアに取り上げられて、研究原資を得られています。またALSに限らず治療法の鍵を握るのはiPS細胞だと思います。

私はALSは私が生きているこの10〜20年の間に必ず治る病気になると確信しています。それは私が生まれた頃『不治の病』と言われていた病気が、現在治るようになっているからです。人類は必ずALSを克服します!

よって私が同胞に伝えたいことは『共にALSが治る病気になるまでしぶとく生きよう!』ということです。どんな難病も、どれだけ人とお金を投入しても、すぐに治療法を得るのは難しいと個人的には思います。それなら難病を抱えながらも自分らしく生きられる社会環境の整備が先決と思い発信を続けています。

もちろん治療法が根本解決というのは大前提です。しかしながら医学の進歩には時間を要するのも事実です。今現在も世界中でALSについての研究が進められています。私は研究者の情熱を信じて、研究者のモチベーションが上がる生き方をするのみです。きっと他の難病も同じです。

しぶとく生きよう!

以上が私の思いです。


この記事は、株式会社まんまる笑店代表取締役社長、恩田聖敬氏(岐阜フットボールクラブ元社長)のブログ「ALSと共に生きる恩田聖敬のブログ」2020年9月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。