山尾さんとこくみんうさぎで国民民主党の支持率が上がるといいのだが

かつて山尾志緒里さんは立憲民主党に所属しておられたが、立憲民主党が掲げる「立憲主義」に極めて忠実で、衆議院の憲法審査会の委員として活躍が多いに期待されていたのだが、山尾さんは当時の立憲民主党の国対から憲法審査会での活動を事実上封じられており、持論を展開する場を取り上げられて如何にも悶々とされているような印象だった。

本人ツイッター:編集部

立憲主義を標榜するのであれば、自分たちの方から積極的に問題提起をし、世論を動かしていくのが政治家としての本来の役割ではないか、と私などは思っているのだが、残念ながら当時の立憲民主党は、憲法審査会の開催にすら反対し、党内における一切の憲法論議を封じ込めようとしていたようだ。

さてさて、山尾さんはどうされるのかな、と思っていたら、先ほど山尾さんが新・国民民主党の衆議院比例東京ブロックの単独一位で立候補することになったというニュースが飛び込んで来た。

自分自身の小選挙区がない衆議院の候補者は、いいようで、結構辛い存在である。

国民民主党という名前に圧倒的な存在感があれば、ご本人にそれほどの知名度も実力もなくても当選出来るが、さて、現時点での国民民主党はどうか。

東京ブロックで相当数の得票を得なければ、いくら単独一位であっても当選するのはなかなか難しいだろうと言わざるを得ない。

国民民主党が東京の小選挙区でそれなりの数の候補者を擁立し、全体として国民民主党の得票を押し上げてくれればいいが、さて、国民民主党から立候補してくれる候補者が現時点で何人おられるか。

山尾志桜里さんは、結構厳しい道を選択されたようである。

女性が活躍する時代と言われているのだから、山尾志桜里さんにも是非国政の場で引き続き大いに活躍していただきたいと願っている。

こくみんうさぎ(国民民主党公認キャラクター)ツイッター:編集部

さて、こくみんうさぎと山尾志桜里さんで国民民主党を盛り上げることが出来るのかどうか…。

やはり、何らかの梃入れが必要だろう。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2020年9月24日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。