こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
9月29日は「身を切る改革」で拠出したお金を原資として、
日本赤十字社:160万円
熊本県:300万円
計460万円を寄付し、日本赤十字社からは現在の医療体制や献血についての現状、熊本県東京事務所からは被災状況などについて意見交換を行いました。
日本赤十字社に寄付したのは所属議員の「特別定額給付金」10万円を集めたもの、熊本県に寄付したのは毎月の議員報酬カットを積み立てたものです。
それぞれ日本維新の会・東京維新の会を通じて、法令に則り適切な形で寄付をしております。詳細は以下もご参照下さい。
日本維新の会による日本赤十字社への寄附金贈呈についてのご報告
東京維新の会による令和2年7月豪雨災害の被災地熊本県への寄附金贈呈についてのご報告
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こうした議員報酬・歳費やボーナスの一部を継続的にカットする「身を切る改革」について、改めて私の認識をお伝えしておきます。
「議員が少しくらい給料を削ったところで、大きな財源にはならない」
「そんなパフォーマンスをするより、使って経済に貢献するべき」
「議員報酬を下げたら、優秀な人材が集まらなくなる」
などのご意見があり、それぞれに一理があります。
それでも維新がこだわりをもって報酬自主カットを続けているのは、「改革への覚悟・道すじ」を示すためというのが一番大きいのだと思っています。
もちろん財源としても重要ですが、額は微々たるものだし、それはあくまで改革の「入り口」。
残念ながら行政機構も公務員も、ましてや民間事業者などは、政治家が口先だけで政策や改革を訴えても動きません。
最後に人を動かすのはやはりリーダーの責任感や覚悟の多寡であり、これを示すために給与・報酬という人生の根幹に関わる部分を切り崩して見せてみるというのは、精神論以上の価値・インパクトがあると思います。
なお国政において歳費自主カットを続けているのは、復興増税の時に国民に約束したことの履行を続けているというのも主な理由です。
参考過去記事:
9年目の3.11。原発処理水、甲状腺検査…国政で解決すべき政策課題、決意を新たに。
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「武士は食わねど高楊枝」
江戸時代に武士がそのように振る舞っていたのは、その威厳を保ち範を示す意味も大きかったと思います。
当時は武士こそが政治・行政を司る存在で、彼らが清貧な存在でなければ、人心がついていかなかったであろうからです。
念のため、これは「私たちが身を切ったのだから、みなさんも我慢をお願いします!」と際限なく行政サービスのカット・緊縮財政を強いていくという意味ではないことも申し添えます。
改めて身を引き締めつつ、覚悟を持って改革と被災地支援の先頭に立って参ります。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2020年9月29日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。