未だに理解できない、こんな「コロナ対策」

欧州では感染者数が再び拡大しているコロナウイルスですが、日本では落ち着いた動きになり、徐々に関心も薄れているように見えます。しかし、周囲では相変わらず良く分からない感染対策を続けられています。

まず不思議なのが、1人で無言で歩いているのに、どうしてマスクしているのかです。しかも、中には鼻はマスクから出している人も結構いたりして、マスクは感染防止のためなのか同調圧力のせいないのなのか、よくわかりません。屋外を無言で歩いているときも、鼻を出した状態でも、マスクはするべきなのでしょうか?

熊澤充/写真AC

そして、入口でマスクしないと入れないレストランも未だに存在します。消毒・検温・マスク着用の「3点セット」で入店し、席に着くとマスクを外して、みんなでおしゃべり。入口のマスクチェックは、何のためにあるのでしょうか?お店のポリシーですから、言われるままにしていますが、この手の店からは足が遠のきます。

メディアの報道も未だに理解できません。新規の感染者数は毎日数字を見出しにして大きく報道するのに、新規の重症者と死者の数の発表は、小さく取り遣うだけ。また、新規感染者数を発表するなら、検査数に対する比率も同時に発表しなければ、感染が拡大しているのか、検査数を増やしたことが増加原因なのか判断できません。

マスク教スンナ派穏健派の私ですが、コロナウイルスを軽視している訳ではありません。意味のあるコロナ対策をやることが大切だと思っているだけです。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2020年10月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。