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さてそれでは本日の話題。28日のニュースから
27日に政府が閣議決定した令和2年版自殺対策白書では、昨年の自殺者数は前年より671人少ない2万169人で、全世代的に減少する中、10代が唯一、前年より増加した。15~39歳の各年代の死因は自殺が最も多く、先進国では日本だけにみられる事態として、厚生労働省は「国際的にも深刻な状況」と危機感を抱く。コロナ禍の今夏には中高生の自殺が増えており、心理的な孤立化を防ぐ取り組みが求められる。
昨年まで10年間ずっと減ってきた自殺が、今年の7月から一転して上昇に転じて爆増していることはすでにエントリーに書いた。
自殺者数にすると数が少ない若者が少ないように出てしまうので人口10万人あたりの死亡率の推移です。
バブル崩壊してから数年後に激増して10年続いて、そのあとは去年までは全年代とも減っていたのです。もともとどの国でも夢に溢れた若い世代は自殺率が低いが、日本の20代は他の世代と変わりません。しかし警察の発表する自殺は、遺書があったりはっきりと自殺と分かるものだけで、とっさに飛び降りたりしたら事故とされるケースもあるし、行方不明になったら自殺にならない。日本の行方不明者は年間行方不明者数は8万人から9万人で自殺者の3倍いるのです。
↑の報道は去年までのものだが、記事の中の今年の分析
厚労省と警察庁の統計では、今年は7月以降、3カ月連続で前年同月より自殺者数が増加。人気俳優らの自殺報道やコロナ禍の影響が大きいとみられる。
一般社団法人「いのち支える自殺対策推進センター」の分析では、同居人がいる女性と無職女性の自殺者が多く、家庭内暴力や育児の悩みなどがコロナ禍で深刻化している可能性がある。8月は中高生の自殺者数が過去5年間で最多で、特に女子高生が目立った。太刀川氏は「外出自粛などで周囲とのつながりが断たれたストレスは、女性や若年層ほど大きい」と分析。「誰かに相談することで悩みの糸口が見つかり、解決がもたらされる時期がくる」と強調する。
外出自粛などで周囲とのつながりが断たれたストレスは、女性や若年層ほど大きい
と、専門家である筑波大の太刀川(たちかわ)弘和教授(精神医学)が明言されています。
ストレートにいうと、「先行き短い基礎疾患ありの高齢者を守るために若者が自殺している」ということになります。こういうことを書くと必ず「あなたの親が基礎疾患ありの高齢者でも同じ事が言えるのか」と言って来る人がいますが、わたしの親は基礎疾患ありの高齢者ですし、私が基礎疾患ありの高齢者になったとしても同じ事を言います。
余命短い高齢者のために若い世代が犠牲になるのは絶対におかしい。人間としての前にそもそも生物として間違っています。
自殺率の高い韓国と比較してみる
このニュースの中で「15~39歳の各年代の死因は自殺が最も多く、先進国では日本だけにみられる事態」という語句に引っかかった人も多いと思います。韓国は先進7ヵ国にはいっていないので外れているらしい。で、韓国はどうなのよ、と。2016年のですが、韓国を参考値としたデータがありました。15〜34歳までの死因のベストスリーです。
日本は韓国とほぼ同じです。この年代では自殺が1位なのは先進7ヵ国では日本だけです。イタリアだけ3位。アメリカは事故死が異常に高くて殺人が第3位にランクインします。これはこれで大問題。
うして日本と韓国では若年層〜30代の自殺が多いのか。
自分が仮説を唱えるに、少子高齢化が進んで高齢者が多くなっているのに儒教的価値観がいままだ残っている。すなわち
「年寄りを敬え」「親に孝行しろ」
というヤツです。すべてが高齢者が優先される。インフルエンザワクチンはスウェーデンでは子供が優先。日本では高齢者が優先。
人口ピラミッドは左が日本で右が韓国。
10年前から人口減少が始まった日本より、今年から人口減少が始まった韓国の方がまだマシ。しかも彼らは朝鮮戦争で当時の人口の20%に相当!!!が亡くなったので高齢者の比率が日本より低い。
印鑑も書類も不要になる今、考え方を変えよう
いまの日本の首長はこれです。
高齢者は数が多いから政治家は地位確保のために大事にする。儒教的な価値観でいままで暮らしてきた高齢者はそれを当たり前と思う。しかし儒教的な価値観はそもそも
子供が多くて高齢者を支えることが楽だった時代の遺物
なわけです。今の子供が少なくなったのは高齢者の皆さんが子供を産み育てる数が少なかったからです。自分たちが自分たちの上の世代にしたように、数少ない次の世代に自分たちを大事にしろといっても無理なのです。あなたたちはたくさんで少しの高齢者を養ったが、これからの時代はわずかな若者が多くの高齢者を養わないといけない。人口ピラミッドみたら明らかですよ。
いまの80歳が40歳の働き盛りだった頃
いまから20年後なんてこうなります。
あまりにも不公平じゃないですか。
そしていまになっても「守ろう高齢者」で、冬になって感染が拡大してきたらまた「高齢者にうつすとまずいから若者は家で自粛しろ」らなるんですか。いい加減にして貰えないですか。若者は高齢者とは違うのです。コロナに罹ってもほとんどが無症状か軽症です。
そして日本は今や核家族化どころか単身世帯化が進んでいます。
もうね。日本中、単独世帯と核家族世帯ばっか。秋田県でさえ7割くらいがそう。高齢者と同居しているのはレアケースです。そして死者の過半数は院内感染(東京以外は統計がなくて分からない)ですから、医療従事者の皆さんと、高齢者の皆さんがご自分で注意して生活して頂ければそれでほとんど解決します。
自粛、自粛ばかりいって若者や働き盛りを殺したら年金ももらえなくなりますよ。で、若い世代は高齢者の鵜飼いの鵜じゃないのです。これから冬になって感染者数は増加していくはずです。(ただし東北などを除いてはヨーロッパの例を見る限り死者は数十分の1に収まるはず)。そのときまたまた「フランスもロックダウンしたんだから日本も」とか騒ぎはじめると思うんですが、フランスと日本は出生率も全く違う。フランスは出生率を上げるためにかなりのコストをかけて努力してきたんです。
多少、基礎疾患のある高齢者が亡くなろうが、そもそも肺炎球菌では無症状で保菌する幼児からうつって年間3万人亡くなっているんです。高齢者を守るために幼児を閉じ込めますか? そろそろ「高齢者を守れ」から、「若者や現役を守れ」に方針が変わらないと、日本は滅亡してしまいますよ!!
編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2020年10月29日の記事より転載させていただきました。