ひき逃げ事件:伊藤健太郎さんを叩く的はずれ記事の数々

人気俳優 伊藤健太郎さんのひき逃げ事件の余波がいまだに続いていますが、弱っている伊藤さんを叩く記事が出るわ出るわ、さらにそれを煽るネット民もいて、この溺れる子犬を水に沈めるような人たちってどういう精神構造なのか?自己嫌悪に陥ったり、罪悪感を抱かないのかな?と不思議になります。

逆にこういうことを「正義」だと万が一勘違いしているとしたら、その人たちも相当生きづらい人たちだと思うんですよね。人生の基本スタンスが、「怒り」や「嫉妬」からきていて、それを燃料にして生きていくわけですからね。へとへとに疲れると思いますし、逆にそんなことに闘志を燃やしていたら、自分の内面を磨くことなんて全くできないと思うんですよね。

この度出てきた伊藤さんの記事って実にくだらないものが多く、記者の劣化が著しいのではないかと思います。しかもそのネタをもとにバイキングなどの地上波がワイドショーをやってるんですから、この手の情報番組の品性は下がる一方です。

ばかばかしいので記事のリンクを張ることは避けますが、タイトルをご紹介しますね。

●伊藤健太郎≪ひき逃げ≫逮捕で暴かれる“俺様状態”実家を訪ねてみると 週刊女性PRIME

これは伊藤君が売れっ子になって天狗になっていった・・・という内容。この手の記事は週刊女性以外でも出回っています。もし真実だとしてもだから何?ひき逃げ事件とは全く関係ない話じゃないですか。しかも大人の男がやらかした失敗のことを聞きにわざわざ実家の親を訪ねる無神経さ。この記者はマスコミにはそんな傍若無人なことが許される権利があると思っているわけですから、よっぽどあなたの方が“俺様状態”じゃん?と思いますね。

●伊藤健太郎の事務所に「タレント教育」と「危機管理」の欠如を指摘する声が上がるわけ デイリー新潮

これはですね、一報が入った時に事務所がひき逃げを否定したということと、伊藤健太郎さんには事務所移籍のごたごたがあって、そこで移籍先の事務所が例の事故にあった車をプレゼントしたというもので、運転手付きならまだしも車をプレゼントするのはリスクがある!というもの。

この「なんで本人に運転させているんだ!」ってな論調は結構あって、私なんぞ「はぁ???」って感じ。だって運転が好きな人はどんなに地位や名誉があろうとも運転するでしょうし、そんなこといったら「じゃあ誰なら運転していいってことになるんですか?」ですよね。

万が一、伊藤さんが運転手をつけたとしても、その運転手がひき逃げしないとも限らないですよね。第一「ひき逃げ」は事務所が教えなくても、免許を取る時に教えてくれますよ。

「ひき逃げ」する人の心理などを分析して、再発防止を強化する必要はありますが、伊藤さんの場合は、最近の芸能界が失敗した人を叩きまくり、再起を許さない!風潮が強すぎることにあると思いますね。

そのため芸能人はどんどん自分の失敗や問題を隠そうとします。そして社会の治安が悪化する。だから本当に危機意識が低くて迷惑をかけているのは、この手のマスコミなんですよね。

そして一番バカバカしかったのはこの二つの記事

●ダサい?今どき?伊藤健太郎の免許証で起きた「AT限定」論争 女性自身

伊藤さんは車好き、特にクラッシックカー好きと公言していたようで、それなのにマニュアル(MT)車が運転できないのはダサいというもの。

そもそもこれのネタ元は、「以前俺の車にぶつけたやつの免許証の写真。ひき逃げ常習者では?」といった内容のツイートをした人がいて、完全にこれはガセネタだったんですよね。そしてこのツイートをした人は炎上したことをうけてアカウントを消して逃亡したんです。

私もこのツイートをみましたが一目で「こりゃ偽物だよね」とわかる代物で、「こういうことやめなよ」などとコメントを入れている人もいたんですね。それをマスコミが食いついて「ひき逃げ常習」とか「AT車限定」と騒ぎ出したものです。

だから伊藤さんの免許がAT(オートマチック)車限定かどうかは定かではないですが、どうでもよくないですか?私は古い人間なのでMTで免許取ってますけど、MTの車なんかもう運転できません。でも車大好きで特に昔のイタリア車とかアメ車にうっとりするタイプです。運転できないのに車好き!って言っちゃいけないんですかね?

そしてもう一つの記事は

●好きな映画は「ワイルド・スピード」伊藤健太郎容疑者のこだわりが招いた“悲劇”  東スポ

ここまで来ると「ハイハイだから何?あっ東スポさんね!苦笑」ということですけど。

私としては、これらの記事を書いた記者さんと面会して、なぜこんな記事を書いてしまうのか?是非その深層心理を探ってみたい!と思うばかりです。