富山県知事選挙をはじめ、あちらこちらで現職首長が新人候補に敗れるという事象が出て来ている。
高齢多選批判があったリ、現職に明らかな失政や何がしかのスキャンダルがあったというのならともかく、それほどの問題を抱えているようには見えなかった現職首長が新人候補に敗れるというのは、やはり特筆すべき現象だろう。
ひょっとしたら、あちらこちらで、現職はもう結構、とにかく新しい首長に変わって欲しい、という有権者の欲求が強くなっているのかも知れない。
地方選挙で起きている現象は、いずれ国政選挙にも何らかの形で反映されるはずである。
高齢多選批判がどこかで囁かれている方は、そろそろ次の世代にバトンタッチされた方がいい。
まあ、ご本人は、まだまだ自分は元気だ、若い人には今のこの大事な仕事を簡単には任せられない、などと仰るだろうが、大体の場合は、任せてしまえば何とかなるものである。
適当な後継者がいない、というのは、後継者を育ててこなかった人の責任。自分が居座る正当理由にはならない。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2020年11月9日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。