れいわ新撰組は何だったのだろう?
重度障害者2人が国会議員に当選。
当事者自らが国政に参加することで、障害者を取り巻く制度は変わっていくと信じた。
期待していた。
しかし蓋を開けたら、国会のバリアフリーも公費負担、
ふなごさんの議員活動へのヘルパー利用も公費負担。
本来、重度訪問介護の経済活動への利用は制度上認められていない。
制度を作った国が制度に反している。
このままで済むはずがない、そう思った。
実態に見合った制度改革がなされると。
私も会社を経営しているが、仕事の際は自費でヘルパーを雇う。
制度改革を強く望む1人だ。
何かしらの制度改革がなされると期待した。
だが現実は、国会議員という特権階級のみに制度上の特例を認め、自費負担のところを公費負担にしただけで、我々庶民に対する制度は全く変わっていない。
議論になりかけたのは一瞬で、今や何もなかったことになっていると感じるのは、私だけだろうか?
コロナの中、GOTOトラベル、GOTOイート、様々な形で公費で経済支援が行われている。
政府は公費で経済活動を守っている。
なのになぜ、障害者は置き去りなのだろう。
我々だって働きたいのだ。
我々の経済活動はコロナ以前から、誰も守ってくれない。
本当に障害者の実情を理解して、障害者の生きる権利に加えて働く権利について、真剣に考えて本気で制度を変える。
そんな政治家が現れることを切に望む。
この記事は、株式会社まんまる笑店代表取締役社長、恩田聖敬氏(岐阜フットボールクラブ元社長)のブログ「ALSと共に生きる恩田聖敬のブログ」2020年11月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。