あきた芸術村で、ワーケーションについて話題提供する機会をいただきました。
特に、秋田県の場合は、和歌山県白浜市や長野県など先行するワーケーション地域と比べて首都圏や関西圏からのアクセスが遠く、他にはないものが求められます。
関係者が多いときこそ、エリアやターゲットをしぼることが重要ですが、
どのようにしぼればよいか。わらび座で稲庭うどんをテーマにしたミュージカルを鑑賞したり、角館の町をぶらぶら歩いたりして、思いついたことをまとめてみました。
ゆーけーしょん
昔は、湯治で数か月間滞在することも多かったですが、さすがに現代では難しくなっています。玉川温泉などで湯治をしながら、ワーク+コミュニケーション=ゆーけーしょんです。
新潮文庫や小説家滞在
角館は、新潮文庫創設者の佐藤義亮氏の出身地。新潮文庫の社員や小説家などにターゲットを絞ってもいいのかもしれません。地域超密着のわらび座のミュージカルのテーマとして、佐藤義亮や新潮文庫を扱えば社員の人にとってはとてもいい機会になると思います。昔は、城崎や熱海などの温泉地は小説家を誘致していたわけですから、温故知新でもあります。
学生
地域に16歳~25歳の人口が少ないからこそ、これらの世代の関係人口が必要です。
コロナ渦でオンライン授業が続く今こそ、地域おこし研究員のような仕組みを、大学も、自治体も、学生ももっと導入したらいいと思っています。
1泊2日いただけの思いつきなので、これにこだわらず、どんどん議論を深めてくれたらうれしいです。
それにしても食べ物美味しかったなぁ。
また遊びに行こうと思います。
編集部より:この記事は、井上貴至氏のブログ 2020年12月7日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『井上貴至の地域づくりは楽しい』をご覧ください。