こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
12月10日は国会議員の給料日・期末手当(ボーナス)支給日です。昨日には明細が届いておりましたので、一足先にTweetで公開しました。
支給合計額 3,095,895円
差引支給額 2,070,877円
厳しいコロナ禍が続く現状に鑑み、維新は先の臨時国会で「期末手当3割カット法案」を議員立法で提出しておりましたが、残念ながら審議未了で廃案に。
そこで我々は夏に続き自主的に手取り金額の約3割を集め、医療機関or福祉施設などしかるべき方に寄付をすることにしております。
「党に金を集めて、何に使う気だ?!」
という誤解もときおりありますが、最終的な寄附金額・寄付先はしっかりと情報公開されますので、ぜひご理解とご注目を賜われれば幸いです。
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今回の対応でもまた、
「そんな自己満足のパフォーマンスに意味はない」
「政治家の待遇を悪くすれば、優秀ななり手が少なくなるだけ」
「それならパッと使うべき。こういう態度が緊縮経済を招く」
などのご批判・ご意見があると思いますし、それぞれの言い分に理があると感じます。
しかし、コロナ禍で民間経済が大打撃を受け、売上や給料が激減する方が多い中、国会議員の経済状況にはほとんど影響がないのは理不尽の一言です。
公設秘書の給料も議員会館の家賃も税金から満額出ている状態で、果たして世間の気持ち・空気に寄り添ったコロナ対策を真剣に立案できるのか…。
地元周りで様々な声を聴く中で、
「家賃の支払い、大変ですよね」
「人件費も削らないと、どうにもならないですよね」
で済ませるのではなく、少しでも痛みを分かち合い、これを軽減させるためにはどうするかを真剣に考える。そして実行に移すための覚悟を示す。
そのために、こうしたボーナスの自主カットは必ずしも無意味なものではないと思います。
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自主的にボーナスなどを返上する議員がいる一方で、一度たりとも国会に登院していなくとも、歳費や期末手当を満額もらう議員も存在します。
河井夫妻にボーナス309万円ずつ 逮捕以降2人に3700万円
推定無罪の原則がありますので、刑が確定するまで職にとどまる権利を全否定するわけにはいきませんが、それにしても働いていない分は自主的に返すのが政治的責任というものではないでしょうか。
こうした事態でも自動的に満額が支給され、法律上は国庫に返納できない議員の報酬システムについても、改善案を考えていかなければなりません。
いずれに致しましても、国会議員として十分な活動をするために、世間一般からみれば多額の待遇を税金からいただいている身として、それに見合う活動ができるよういっそう身を引き締めて邁進して参ります。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2020年12月10日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。