小室圭氏の子が天皇になる可能性を考えよ

八幡 和郎

宮内庁サイトより:編集部

小室圭氏と眞子さまの結婚問題について多くの人が忘れている大問題がある。この2人の子どもが天皇になる可能性が決して小さくないことだ。

現在の皇位継承についての議論をタイプ分けすると以下のようなところか(一時的な緊急避難としての女帝は別。また、皇族女子と旧宮家とを娶せるというのも別)。

①男系を維持するために旧宮家などを復活させる

②とりあえず悠仁さまへの継承は維持するが、そのあと男子が続かなかったら、女系相続を認める。

③秋篠宮殿下と悠仁様を廃嫡して愛子さまを皇太子にする

このうち③の支持者は、多いのか少ないのかよく分からない。世論調査でも、愛子様への継承論の支持は高いが、「悠仁様を廃嫡にして愛子様を天皇にする」という問に対する回答ではないので、余り意味はないと思う。

また、少なくとも自民党のなかでは、支持は少ない。話題になった河野太郎氏も②ではないかと思う。

そして、もし、②をとるならどうなるのか?もちろん、悠仁様に男子が生まれたら、それでとりあえずだが良い。また、女子しかいなかったら、その内親王に継承される。

しかし、子供がいなかったら、どうなるのか。

その場合、愛子様の系統でなく眞子様の子どもの系統に引き継がれることになる。仮に皇族の方々が平均的な寿命を生きられる。そして、天皇陛下は上皇様のように85歳程度で退位されるとする。

そうすると、2045年ごろ今上陛下が退位され、秋篠宮殿下が即位され、悠仁様が皇太子になり、その数年後に即位されることになる。

そして、もし、その時点でお子様がおられなかったら、継承順位1位は眞子様になる。そして、どこかの時点で、お子様の誕生は無理と言うことになったら、眞子様が場合によっては皇嗣殿下になって、小室圭氏が“皇嗣王配殿下”にでもなる。

しかし、悠仁様のあとを眞子様が嗣がれる可能性は低いから、現実には制度改正などが行われて、2060~70年ごろに眞子様の子どもが立太子になり、小室圭氏は皇太子の父親となる。そうなると2090年代のどこかで、即位すると言うことになるのを分かっていない人が多い。

だから旧皇族の復活などを認めろといっても、時間がかかる問題であり、その実現をあてにして眞子様の結婚を考えるわけには行かないのだ。