投資の初心者・未経験者がいなくなることは「永遠に無い」

出版社の編集者から連絡があって、先月発売になった「【図解ハンディ版】初めての人のための資産運用ガイド」が増刷になりました。9月に刊行し、発売前に増刷になった「アセットアロケーション革命」と合わせて、今年出版した2冊の本がどちらも増刷になって、取り敢えずホッとしています。

出版社の話では「【図解ハンディ版】初めての人のための資産運用ガイド」は、郊外ショピングモールインショップや地方書店でも販売好調のお店が増えてきているそうです。お金に関する関心が日本全国で高まっていることを実感します。

お金に関する仕事を30年以上続けてきて、いつも思うのは「初心者・未経験者は永遠にいなくならない」ということです。

例えば、以前私の講座を受講した人は、当時は初心者でしたが、知識を身に付けて実践することで、既に大きく人生を変えています。10年以上ご無沙汰しているかつての受講生や書籍の読者にお会いすることがありますが、すっかり資産運用の中上級者になって、しっかりと資産を増やしているのを頼もしく思います。

しかし、このように初心者が中上級者に育っていくのと同時に、さらに若い世代が社会人になり、資産運用について勉強して、投資をしたいと思うようになってきます。

10年前、20年前には、まだ子供だったような世代が、次々と投資の初心者として、新たに勉強を始めるようになる。このサイクルが、これからもずっとずっと繰り返していくことになるのです。

だから「アセットアロケーション革命」のような中上級者を対象とした書籍だけではなく、「【図解ハンディ版】初めての人のための資産運用ガイド」も常に一定のニーズがあるということです。

自分自身の「人体実験」が徐々にマニアックになっていく中で、これからも初心者・未経験者から中上級者まで幅広い個人投資家に向けて、価値のある情報をできるだけわかりやすく提供していく。

資産デザイン研究所の「日本人のお金との付き合い方を変える」というミッションを、いつも忘れないようにしたいと思います。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2020年12月18日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。