連邦議会議事堂で起きた前代未聞の騒乱。トランプ大統領がデモ隊を前に「議会へ行こう」などと演説した上、昨年11月の大統領選で不正があったこと、自身が勝利したとの主張を繰り返しツイートし、支持者を扇動した結果、4人の死亡者が出る悲劇に発展した。アメリカ民主主義の象徴である議会が暴力に蹂躙される事態に、世界の指導者が続々とツイッター上で非難声明を発表した。
カナダのトルドー首相は「アメリカの民主主義が攻撃されたことに深い驚きと悲しみを禁じえない」とツイート、
イギリスのジョンソン首相は、「アメリカは世界の民主主義の中心であり、平和的な政権交代が重要だ」。
オランダのルッテ首相は、「ひどい光景だ。親愛なるトランプ大統領、ただちにバイデンを次の大統領と認めよ」と呼びかけた。
オバマ前大統領も、ツイッター上で声明を公表。「正当な選挙結果に対して根拠のない嘘をつき続けた現職大統領によって煽られた今日の国会議事堂での暴力は、わが国にとって大いなる不名誉と恥として歴史に刻まれる」と非難した。
なお、緊急事態宣言発令で終日ドタバタだった菅首相からのコメントは、7日夕刻時点で確認されていない。