緊急事態宣言中に来てくれたお客様を飲食店はずっと忘れない

2021年01月24日 14:00

緊急事態宣言による営業時間短縮要請で飲食店は苦境に陥っています。

小規模な店舗では、休業して協力金をもらった方が儲かるという「焼け太り」になるところもあるようです。また、カウンターだけの人気の寿司店などはまったく影響なく営業していますが例外です。ほとんどの飲食店は、閉店が早まることによるキャンセルや客離れに苦慮しています。

Beppe Castro/iStock

私が知っている有名和食店では、数ヶ月前からびっしり詰まった予約のお客様に電話をかけ、営業できなくなった夜8時以降の予約の日程変更のお願いをしています。

日程変更しようにも、早い時間に来店できる人は限られていますし、この時期の会食を避けるビジネス客も多く、売上はガタ落ちです。

そんな困った時にこそ来てくれるお客様は、とてもありがたいものです。緊急事態宣言中に敢えて来てくれたことは、ずっと忘れないはずです(私もこの時期にSHINOBY’S BAR 銀座に来てくれているお客様のことは忘れません)。

このような話をすると、そもそも外食は控えるべきで、早い時間であろうと不謹慎だというコロナ自警団の人たちからの批判があるのもわかっています。

確かに、高齢者や基礎疾患のあるハイリスクな人たちは、死の危険を冒してまで出歩くのは控えるべきです。しかし、重症化リスクの低い人までが、過剰なリスク回避をして、別のリスクを高めるのは理にかなって無いと考えています。私の場合、同居する高齢家族もおらず、家庭内感染のリスクもありません。

という訳で、週末は、赤坂の知り合いがやっているレストランを少人数で貸し切り、会食をしました(写真はコース冒頭のトリュフのアミューズ)。少しでも売上に貢献し、お店に貢献して良い関係を構築したいという気持ちから、以前からの予定通り開催しました。

外を歩けば、交通事故に巻き込まれるリスクがあります。お餅を食べれば、喉に詰まるリスクがあります。お風呂に入れば、溺死するリスクがあります。新型コロナ感染リスクだけに過剰に反応する「コロナ脳」にならないよう、リスク感覚を失わないようにしたいと思います。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2021年1月24 日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

アゴラの最新ニュース情報を、いいねしてチェックしよう!
資産デザイン研究所社長

過去の記事

ページの先頭に戻る↑