包括的にアドバイスできる専門家の必要性

最近、とても重宝しているのが、アマゾンで購入したこちらのピルケースです(写真)。1週間分が朝と夕方に分かれていて、毎回サプリメントを分けて飲む必要がなく、間違えて飲んだり、飲み忘れをすることもありません。旅行に行く時なども、コンパクトでとても便利です。

実は、今までサプリメントを飲む習慣は、ほとんどありませんでした。しかし2年ほど前からいろいろなサプリメントを人から勧められ、追加して飲み始めています。

大腸がんの治験で飲んでいるアスピリンもありますが、ほとんどは医薬品ではなく健康維持のためのものです。

飲んでみてわかった事は、サプリメントには中毒性があるということ。

一旦飲み始めると、効果があるかないかよく検証しないまま飲み続け、途中で止めると何となく不安になってくるのです。

その結果、新しいサプリメントが、少しずつ増えていきました。数えてみると毎日飲んでいるサプリメントの種類は、なんと10種類を超えています。

健康な生活を実現するためには、病気になってから対応するのではなく、普段の食生活やサプリメントにも気を配る必要があると思います。

しかし、自分が飲んでいるサプリメントすべてを包括的にチェックし、アドバイスしてくれるような専門家は、残念ながら見つかりません。

サプリメントに限らず、これからあらゆる分野で必要になるのは、包括的にアドバイスができる専門家です。

私の専門の資産運用で言えば、金融資産だけ、不動産だけといった特定の分野のスペシャリストだけではなく、それらをどのように組み合わせてアセットアロケーションを完成させるのか。そんな包括的なアドバイスを求めている人が多いのです。

私が代表取締役会長を務めている資産デザイン・ソリューションズはまさにこのような問題意識から3年前に生まれた会社です。

個別銘柄の動向だけに注目する個人投資家が多い中、少しずつ資産全体を最適化する運用方法にシフトする人が増えています。資産運用に関しても、このような包括的なアドバイスに対するニーズは、これからますます高まっていくと思います。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2021年1月28日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。