心が疲れている日は、近所にある洗足池公園を散歩する。家を出て、ゆっくりぐるりとまわって、買い物などをして戻るとちょうど1時間くらい。よい運動、気分転換になる。
ゆるりとした(?)緊急事態宣言が発令されているが、普通にニュースやSNSを眺めているだけで、精神的にも疲れる。そうなると、ついボロリと失言、暴言、妄言まがいのことが出てしまう。
さらに、最近、疲れを加速させているのは、クラブハウスの通知だ。いや、設定は変えることができるのだけど。フォロー返しをしようと思って開くと、意識の高そうなテーマの部屋がいくつも立ち上がり、そこに凄まじい動員があり。しかも友人・知人が登壇していて、複雑な心境になる。頑張っている人がいるのと、まったりしている私。10数年前に流行った自己啓発疲れを思い出す。
たくさん集まる部屋を開いている俺、フォロワーがK点超え(1000名以上ね)の俺、社会を変えるために部屋を開いている俺を見ると、自分がダメ人間に思えてくる。いかん。
しかし、原点に戻って、克服する方法を考えた。自分なりのルールを設ける、と。過度にアプリを開かない、通知を見ない、などだ。
さらに。私なりの大事にしていた処世術を思い出し。それは、アウェイではなく、ホームで勝負する、と。つまり、人の開いている場に行くよりも、自分で場をつくる、と。
これは、自分自身が特に内地に出てきてから実践していたことで。いや、高校時代から、そうかな。人の作った場に入れてもらうよりも、自分で場を作った方が早いし、アウェイ感がない。だから、私はコロナ前は自分からイベントを立ち上げていたし、プライベートな飲み会も、呼ばれるよりも自分から仕切っていた。
というわけで、先日、自分がプロデュースした、登壇者は私だけのアジ演説会を開催。夢中で話したので、何人きていたかわからないが、友人によると結果として30名前後がずっと聴いていたとのこと。上出来。
こだわるポイントは
・23時30分スタートの、30分一本勝負。「ジェットストリーム」が始まるまで。延長なし。
・私、一人がしゃべる。
・話すテーマを絞る(結果、やや話は拡散したが)。
・内容と話し方を穏やかにしない。
・質問の時間は原則設けない。
私がクラブハウスのROOMを覗いたり、あるいはタイトルだけみてのけぞってしまっていたことを解消しよう、と。「3時間も語り尽くした」なんていうイベントはたいてい嘘かエゴだ。必ず、ダレる。発言できる人は限られるし。テーマも設定されるが、たいていブレるので。かつ、単にマイクリレーするだけでは、語り合ったことにならないと思うので。濃厚な30分という。
常見陽平アジ演説会30分一本勝負 コロナ時代のバレンタインデー 義務チョコをこえて
というわけで、今日はバレンタインデーと雇用、消費という文脈で30分語り倒す。2月12日23時30分から30分一本勝負。穏やかな話にはしない。バレンタインデー前に伝えたいことを伝える。お楽しみに。
編集部より:この記事は千葉商科大学准教授、常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2021年2月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。