こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
2月14日はアメリカ発の大きなニュースが駆け巡りました。
コロナ対策で(なぜか)日本の特定野党議員・有識者・ワイドショーなどで英雄視されていたニューヨーク州のクオモ知事が、死者数を意図的に隠蔽していた疑惑が明らかになりつつあります。
もう一つは、バイデン政権の副報道官が女性蔑視を含む脅迫発言を記者に対して行い、最初はバイデン政権も庇う姿勢を見せたものの、民意からの激しい反発を受けて辞任に追い込まれたというものです。
上記の副報道官はもちろんのこと、クオモ州知事もトランプ前大統領とは距離を置いていた、いわゆる「リベラル」側の代表的な政治家の一人でした。
何が言いたいかというと、だから「リベラルはダメ!」ということではなく、政治信条を問わず権力・権力者は時に暴走するということです。
この点は常に、しつこいほど肝に銘じておく必要があります。
大学ゼミの先輩でもある古田さんは、だからこそメディア・報道による監視の重要性を強調しています。
アメリカでも日本でも、
「いま権力者が暴走し、社会がおかしなことになっているのは、トランプ(安倍or菅)が悪いからだ」
という論調が盛んに聞かれますが、どこかに巨悪があって、それさえ排除すれば社会は良くなるという考え方は魅惑的ながら、残念ながら正しくないということなのです。
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トランプだから、共和党だから、保守思想だから問題が起こるという幻想は崩れ、ますますアメリカも世界も分断の是正・権力の正しい行使について正念場を迎えます。
単純な二元論・勧善懲悪ではないからこそ、政治やメディアの力量が問われるのでしょう。
私自身に何ができるか、常に自問自答し、貢献できるよう力をつけていきたいと思います。
(動画でも本件は解説しました)
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2021年2月14日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。