洗濯ものを畳むのは、いつ完全自動化できるのか?

ネットで調べて評判の良かったブラーバを購入しました。自動で床の拭き掃除をやってくれるロボットです(写真)。よく知られているルンバの拭き掃除バージョンと考えるとわかりやすいでしょう。

電源を入れると、早速掃除を始めてくれました。椅子やテーブルなどの障害物を感知しながら、部屋の隅々まで動き回り、埃をとってくれます。

まだ乾拭きだけを試しただけですが、人間が掃除しにくいところまで隙間に入っていて、細々と掃除をしてくれます。ウォーク・インクローゼットまで勝手に検知して掃除をしたのには驚きました。

また、座って仕事をしていると、掃除をするためにまとわりついてきたりします。そんな健気な様子を見ていると「なんだかかわいいな」とペットのような情が湧いてくるから不思議です。

自動と言えば、私の部屋にはアマゾンエコーもあり、音楽を自動再生してもらっています。「アレクサ好きな曲かけて」と言うと、登録されている私の好きな曲をランダムに再生してくれます。

最初は音声反応に新鮮な驚きがありましたが、今では当たり前のようになってしまっています。

家電の自動化が進んで便利になっていますが、家の中で自動化が難しいのは洗濯物です。

洗って乾燥するのは、ドラム式洗濯機でワンタッチです。でも、たたんで収納するのは、ロボットには簡単にはできません。

数年前に、全自動洗濯物たたみ機のランドロイドというマシンをセブン・ドリーマーズという会社が開発しましたが、高コストのせいか商品化する前に経営破たんしてしまいました。それからも別の会社が洗濯物を自動でたたむ機械を開発をしているようですが、まだ普及する段階には無いようです。

ブラーバが床掃除をしている横で、手作業で洗濯物を折りたたんでいる。洗濯物の完全自動化が一般化するのには、あとどれぐらいかかるのでしょうか?


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2021年4月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。