参議院補欠選挙が始まった

参議院補欠選挙が始まった

韓国のソウル市長選挙、釜山市長選挙は、いずれも最大野党の「国民の力」の候補が、事前の報道どおり文在寅政権を支える左派系与党「共に民主党」の候補を退けて大差で勝利した。

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選挙に関する事前の予測など何の足しにもならない、と言いたいところだが、最近の世論調査の精度は結構高く、何度世論調査を実施してもほぼ同様の結果が出る、ということになったら、余程のことがない限り大勢は変わらないものである。

今回の参議院補欠選挙は、自民党にとってはかなり苦しい選挙になるはずである。

自民党は、それぞれの選挙にそれなりの候補を擁立していることは認めるが、どんなに素晴らしい候補者でも大きな流れに抗することはなかなかに難しい。

私の知人等が懸命に選挙区を走り回っていることは伝わってきているが、さて、これから今の厳しい情勢を克服出来るだろうか。

こういう選挙は、出来ればやりたくないものである。

まあ、それでも4月25日が待ち遠しい方も中にはおられるのだろうが・・・。

ほう、千葉の維新が頑張り始めた

ひょっとしたら、東京、神奈川、埼玉よりも千葉の維新が元気がいいのかも知れない。

本場の関西や愛知では維新は最近パッとしないなあ、くらいの印象だったのだが、千葉県の鎌ヶ谷市長を維新が衆議院の千葉13区の公認候補予定者に担ぎ出すことに成功したようだから、上手くすると関東でも維新の風が吹くようになるのかも知れない。

千葉県だけで10の選挙区に維新の候補者を擁立するということだから、自民党も立憲民主党も国民民主党もパッとしない現時点の状況では、維新が大きく一歩前に足を踏み出した、ということにはなるだろう。

現職の鎌ヶ谷市長を維新に引き摺りこんだ、ということだから、関東方面で十分の基盤を持っていないと言われていた維新にとっては実に大きな成果である。

過日の千葉県知事選挙の結果に見られるように、千葉県民は大きな変化を渇望しているように見える。

上手くすると、維新が変化を渇望している方々の受け皿になれるかも知れないな。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2021年4月8日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。