今週のつぶやき:眞子さま、小室さん問題ほか

直木賞、芥川賞より「本屋大賞」。作家などのプロ目線で選ぶ作品と「書店員」のコメントが光る読者目線で選ぶ本ははっきりした違いがあり実に興味深いものです。その本屋大賞が発表になり、今年の大賞は「52ヘルツのクジラたち」(町田そのこ著)。その本が私の机の上に1カ月以上もずっとあるのですが、どうしても手が伸びないのは泣かせる本が嫌なんですよね。じゃあ、なぜ、お前は持っているのかって?本屋大賞を取ると思ってゲットしていたんですよ、私も書店経営者ですので。笑

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では今週のつぶやきをお送りします。

煮詰まった三角持ち合い、日経平均はどちらへ?

先週申し上げた予想通りとなり、日経平均は動きを止めました。三角持ち合いはその後、上か下に放れます。どちらに動くか正直、読めないです。上に行くなら菅総理のアメリカ土産、それはワクチンかもしれません。アメリカの株式市場も好調なのでそれに刺激を受けるということもあります。一方、下に行くなら売買代金が今年最低水準の2兆円そこそこと盛り上がりに欠けること、感染拡大、ゴールデンウィークを控え、キャッシュイズキング日本版という見方もできます。

では北米はどうなのか、といえば2週間ぐらい前にS&P、ダウ、ナスダックの足並みがそろったと申し上げたのですが、その後、またややバラけています。これはよくないです。ビットコインは今週「コインベース」が上場してご祝儀の最高値を付けたのでしばらくお休み。その間、金(ゴールド)の戻り歩調は鮮明になっています。この状態は指数に振り回されて個別では全然儲からないパタンに入ったといってよいでしょう。

これから決算発表が本格化します。アメリカからは悪くない数字が上がってきていますが、日本は案外想定まで届かない気がします。ちょっと驚いたのはファミマが赤字決算だった点です。ローソンも黒字ですが内容が悪いです。外食がダメならコンビニは本来ならプラスになりやすいのに内容が非常に悪いです。大きなニュースにはなっていませんが、これは小売り業界にとってゲームチェンジの可能性を示唆するかもしれません。

あぁ、オリンピック

二階さんのテレビ番組でのオリンピック中止視野の発言は見方によってはポロリ本音のような気もします。二階さんほどの方であればあらゆる情報が入ってきているのでそれを頭の中で整理しながらも零れ落ちた一言、という気がします。今、聖火ランナーは何処を走っているかご存知でしょうか?ニュースにもならないですが、この週末は香川県です。スポーツ界からは水泳、ゴルフなどで期待がかかる報道もありますが、大半は個人競技でチーム競技の方は練習すらしているのかどうか、という気がしています。

日本でその程度ですから海外ではもっと冷めているのでしょう。カナダでもオリンピックの「オの字」も出てきません。最近は海外でもマスコミが批判的で強烈なトーンの報道を行い、それが世論をたきつける手法が増えてきています。残念ながらイスラエルや英国のようにワクチン供給が早く、うまく乗り越えられそうな国は限られており、カナダだけでなくインドやイランなども手に負えない状態になっています。

IOCは開催すると言い切っていますので何らかのことはやるのかもしれませんが、とてもじゃないけれどオリンピックと言えるような代物にならない気がします。小池都知事は「東京に来ないで」と言っていてあと3カ月で東京が劇的によくなるネタを持ち合わせているわけでもないと思います。そういえばオリンピックの開催のキーパーソンである三人の女性、橋本、丸川、小池各氏も最近はそちら方面では存在感が無くなりました。盛り上がらないオリンピックとして歴史に名を刻むと思いますが、なら、何ができるか、ここで世紀の大逆転の知恵を出せれば最高です。Be Creative ですね。

眞子さま、小室さん問題

小室さんの借入金問題に関する「論文」は片面からの見方でした。更にお金を返すと言い出してみたりでよくわかりません。元婚約者のコメントも出てきたりとてんやわんやであります。ある報道では眞子さまが小室さんと結託しているというような趣旨の事も書いてあり、正直、チープな展開になってきました。週刊誌は面白おかしく書き立て、小室さんの人権なんてあったものではありません。今はまだ海外にいるから良いようなもののいつか日本に戻ってきたら彼にはプライベートが無くなるような気がします。

解決策はあるのでしょうか?現代における世界を含めた世論を考えれば本人同士に結婚の意思があればそれを止めることはできないと思います。一方、多くの国民はそれでは不満があるでしょう。皇室の御結婚とは一般人とは違い、国民の祝福を受けることが実質的な要件であるからです。それは美しくなくてはいけないのです。小室さんは残念ながらこの要件を満たせないように見えます。ならば皇室典範12条の婚姻したことによる皇族からの離脱ではなく、11条のその意思による離脱を先に行い、一般人同士としてご結婚して形式的にせよ、皇族の結婚式ではない形をとるのはどうでしょう。そして小室さんとアメリカに移住し、彼が取得するであろうアメリカの弁護士資格をベースに生計を立てる、これが私の提案する解決策です。

眞子さまも大人で皇室のしかるべき教育を受けられているはずですから常にスポットライトが当たる皇族としての品位あるご判断をすべきでしょう。。皇族としてお生まれになったのは宿命でありますが、下野することは可能です。豊臣秀吉のように無理やり公家になろうとしたケースもありますが、通常は下から上は無理ながらも、上から下には行けるのです。だた、一言だけ。眞子さまと小室さんは性格が合わない気がします。今は盲目で意地になっているだけのように感じます。

後記

原発処理水を巡って麻生副首相が中国に対してヒットを飛ばしました。たまには良いことをいうものです。そうです、あの水が飲めたらよいのですよ。麻生さん、思い切ってあの水(バクテリアのろ過したもの)を飲まれたらどうでしょうか?お好きなウィスキーで割るとか。いや、いっそのこと、国会議員みんなで飲んでどうだ、と世界にカラダを張って見せるぐらいやれば誰も文句を言えなくなります。

では今日はこのぐらいで。


編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2021年4月17日の記事より転載させていただきました。

会社経営者
ブルーツリーマネージメント社 社長 
カナダで不動産ビジネスをして25年、不動産や起業実務を踏まえた上で世界の中の日本を考え、書き綴っています。ブログは365日切れ目なく経済、マネー、社会、政治など様々なトピックをズバッと斬っています。分かりやすいブログを目指しています。