令和2年度小池都政「広告費」総額は巨額の12億円

令和2年度小池都政広告費総額は約12億円!巨額浪費を食い止めます!

いよいよ、第3回目となります緊急事態宣言が発出されました。

小池都政による、酒類提供の禁止、都立生徒から部活や試合を突如取り上げ、コロナ対策リーダーおしつけ、意味不明効果不明の20時以降“消灯策”が議会も通さぬ専決処分で決まっていきまして、都民の皆様、事業者の皆様には多大なるご迷惑をおかけすることとなり、伏してお詫び申し上げます。

そしてなぜか、昨年の第1回目・今年の第2回目の緊急事態宣言、都外の外出自粛を求めた「特別な夏」でステイホーム中となりますと「東京都知事の小池百合子です」と小池百合子氏個人が登場するCMがふんだんに流れつづけてきました。

いぶかしく思ったお姐は昨年の今頃からずっと広告費の支出金額と支払い先につき定点観測調査をし、議会で費用対効果を質す一方当blogにて都民に公表をしております。

異常な小池都政広告費が世に知られた“カンニング竹山問題”

3月28日、タレントのカンニング竹山さんが私が明らかにした巨額広告費4.7億円(昨年5~9月までの総額)について国民的人気番組「アッコにおまかせ!」にて、停滞する小池都政コロナ対策を指摘する際に引き合いにだしたところ、あろうことか竹山さんの所属事務所およびTBSへ東京都が抗議文を出していたことが明らかになりました。

~小池都政抗議文問題~カンニング竹山さんは謝る必要はありません 2021.4.2

カンニング竹山さんへの小池都政抗議文入手。都民ファースト都議は番組ドタキャン 2021.4.14

大阪など3府県へ「まん延防止等重点措置」が適用され、東京都の感染者数も増加し変異ウイルスの調査も研究もままならないなか、バラエティ番組での発言にイチイチ難癖つける余力を割く時間など一秒もないはすであり、芸能人とはいえ一般人を標的にしたつるし上げにならないかと非常に憤りを感じた「お上による笑いの言論封殺」事件として、国民の怒りへと全国に広がり社会問題まで発展したと申し上げて過言ではありません。

令和2年度の広告費は総額約12億円!

こうして、注目も集まる中、令和2年度小池都政コロナ対策巨額広告費の総額がようやく判明いたしましたので、お約束通りご報告申し上げます。

その総額は!!!

令和2年度広告費総額 11億9千125万円(約12億円!)

令和3年度広告費総額の支払先内訳付一覧表

今年1月に取りまとめた令和2年12月末までの内訳はお姐過去blog「コロナ禍に乗じた小池都政広告費11億円の内訳はこれだ!」をご参考にしていただき、この後に発生した広告費追加分は以下の通りとなります。

「令和3年1~3月分のコロナ広告費」
〇テレビ・ラジオCM 電波料
株式会社博報堂 約4,900万円

〇ウエブ広告 広告費
株式会社読売広告社 約3,700万円

〇テレビ・ラジオCM、ウエブ広告の制作費
株式会社大手通信広告社 件 約400万円

〇テレビ局納品用の雑費
アークベル株式会社  約35万円

令和3年1月~3月広告費合計 9千35万円

【博報堂が支払先第1位👑】
毎度のことながら支払先別に集計をしております。
令和2年度総額についても、予想通り博報堂が堂々一位となりました。

1位 ㈱博報堂 5億960万円
2位 ㈱電通 3億7,090万円
3位 ㈱I&S BBDO 1億1,800万円
4位 ㈱読売広告社 9,700万円
5位 ㈱アドフロンテ 8,000万円
6位 ㈱毎日映画社 790万円
7位 ㈱大手通信広告社 400万円
8位 ㈱キッズ 180万円
9位 ㈱ADKマーケティングソリューションズ” 90万円
10位 ㈱文化工房 50万円
11位 アークベル㈱ 65万円

博報堂においては、支給が遅滞、電話がつながらない等ご迷惑をおかけしております東京都緊急事態措置等・感染拡大防止協力金相談センターの運営、専用ポータルサイトの構築・運用及び申請書類の審査やデータ化なども東京都は「委託」しております。

政府においては「給付金業務、97%を電通に再委託 不透明な769億円」(朝日新聞)が明らかになっており「委託」伏魔殿の疑義を晴らしていくも我ら議員の役目でございますので、こちらも定点観測中ですので詳細楽しみにしてくださいませ。

【小池都政広告費の巨額浪費を食い止めました】

さて、気になる第3回緊急事態宣言下「ステイホーム」中の、税金を巨額投入した小池百合子知事個人登場CMのダダ流しが行われまいかという懸念。

もちろん、確認しました。

お姐「今年4月以降の知事CMを中心とした広告の契約状況はどうなってますか?(お姐超訳:蔓延防止措置や緊急事態ステイホーム中またCM打つのではあるまいな?!)」

東京都生活文化局広報広聴部「現在、知事が出演するCMとして、テレビ局納品用の雑費5万円の経費が発生していますが、通常の予算でコロナに特化したものありません」

とのことです。

皆さんやりました!!

苦節1年有形無形の圧を受けながらも指摘し続けた結果!
コロナ禍に乗じた小池都政巨額広告費浪費を食い止めることができました!

ただし、コロナに特化せず既に購入している「スポット枠」や東京都提供番組(例:テレビ朝日「東京サイト」、MXテレビ「東京インフォメーション」)では、都のCMが流れるとのことですが、よもや知事CMは流せなかろうと思いますが皆様も監視のほどよろしくお願いいたします。

お姐総括!

「東京都の予算は13兆なのだから微々たる出費だ」「知事CMは必要だった」というご批判の声も少数(笑)いただいておりますが、11億円は全く微々たる金額ではありません。

この金額があれば、変異株の研究、保健所の支援体制の拡充、困窮者への支援、いろいろなことが出来たはずです。

これだけ巨額を投入しても結局3回にわたる緊急事態宣言、蔓延防止措置、8回にわたる飲食店への時間短縮協力要請になったわけですから、費用対効果を問う前に「効果なし」と断じさせていただきます。

ちなみに

大阪府広告費総額は、たったの200万円!(Abema TV 調べ)

です。これを見ればいかに東京都小池都政の広告費の無駄遣いが異常であったか、説明不要でしょう。

ナチスドイツは、宣伝・広報・広告を巧みに利用して、民衆の心をつかんでいきました。その後どうなったかは皆様もご存じだと思います。

ファシズム、独裁主義は、不安な心につけいり棲みつき蔓延(はびこ)っていくのです。

都民の税金を使っての広告宣伝によってのマインドコントロール、刷り込み、印象操作があってはなりません。

神は細部に宿るがごとく悪も細部に気づかないところで宿っていくのです。

お姐は「重箱の隅ばかりつつきやがって!」というありがたい励ましをバネに、一つ一つ悪の根を断ち自由を守る「ファシズムバスター」としてますます闘ってまいります!

【東京】緊急事態宣言直前の飲食店の声を聞いてみた|渋谷区の裏渋屋イベリコ豚おんどる焼★

宣言前日の、飲食店事業者様の声を聞いてください!

大好評‼️自民党川松真一朗都議×お姐コラボ企画


編集部より:この記事は東京都議会議員、上田令子氏(江戸川区選出)のブログ2021年4月25日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は上田氏の公式ブログ「お姐が行く!」をご覧ください。