世論調査や出口調査の正確性を確認したような結果となった。
自民党の総力を挙げた選挙戦だったと思うが、現時点での自民党の力はこの程度でしかない、という厳しい現実を突きつけられたようなものである。
自民党も中間層や無党派層の支持を得られなければ、与野党対決型の一騎打ち選挙では勝てなくなっているということである。
菅内閣にとっても自民党にとっても、さらには公明党や岸田さんにとっても厳しい選挙結果となるようだが、だからと言って今直ちに菅内閣や自公政権が瓦解するようなことはない。
今回投票しないことにした方々の支持を獲得するためには、これからどうしたらいいのか、ということを真剣に検討し、本当の出直しをすることである。
今回の選挙結果を大袈裟に捉えることはない。
こういう結果になることは、ある程度は予想されていたのだから、皆さん、それなりに備えられていたはずである。
まあ、敗れた皆さんや支援された皆さんにとっては残念な結果ではあるが、あえて負ける戦いに挑んだ皆さんはそれなりに立派な戦いを展開された。
負けは負けだが、次に繋がる可能性が高い負けと言うべきだろう。
結果が確定した瞬間から次の戦いに向けてのスタートを切られたらいい。
何にしても、皆さん、お疲れ様でした。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2021年4月25日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。