「記者たち 衝撃と畏怖の真実」コロナ禍お勧めの映画

表題の「記者たち 衝撃と畏怖の真実」という映画をご存知でしょうか?

2019年の映画で2002年のイラク戦争に進むきっかけとなった「大量破壊兵器」の報道に関する物語です。当時のアメリカはワシントン・ポストやニューヨーク・タイムズなど、大手新聞はすべて政府の主張を追随していました。イラクに大量破壊兵器の証拠があると。

しかし振り返ってみるとそのような証拠は一切ありませんでした。結果的にフセインの死によってイラク戦争は終結しましたが、イラク戦争の大義が問われることになりました。

この映画からわかることは「たとえ政府でも、大手マスコミでも間違った情報を流すことがある」ということです。

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新型コロナに関する報道・発表はすべて正しいか?

これは今でも同じことで、新型コロナウイルスに関する話も政府・大手マスコミが発表・報道することを鵜呑みにしてはいけません。間違っていることもあるのです。2002年の間違いを今また繰り返すべきではないでしょう。

特に気になるのは新型コロナウイルスに関して、WHOの発表と異なる情報が検索エンジンやSNSから意図的に外されていることです。これはイラク戦争で大手マスコミが政府の主張に追随し、結果的に大義のない戦争に踏み込んだ状況と同じです。たとえWHOでも各国政府でも間違える可能性がある、ということを前提にすべきです。

Twitterでは新型コロナのワクチンに関して懐疑的な主張をした場合、警告のメッセージが出されます。私もメッセージが出ましたが、そのワクチンの正しい情報というのが日本政府の官邸アカウントだったのです。

アルコール提供の禁止要請やデパートの休業要請など、科学的な根拠がない政策を行っている政府です。そんな日本政府がワクチンに関してだけ正しい情報を出す、と考えるのもまたそれはバランスが悪いと思います。TwitterにしてもGoogleにしてももう少しバランスを持って両論併記すべきでしょう。

正しい情報を追っていった記者たちを見習おう

「記者たち 衝撃と畏怖の真実」では主人公たちは周りの空気に抗い、本当に大量破壊兵器があるのか?どうして大量破壊兵器があると言う情報を流しているのか?誰が仕組んでいるのか?など、裏を取ろうと奔走します。

我々が必要なのはこの記者たちの姿勢ではないでしょうか。国が言うから、マスコミが言うから、それが正しいと受け身にならず、主体的に正しい情報を探していく。それが今、我々個々人に必要なことではないでしょうか。

新型コロナウイルスが嘘であるとか、ワクチンは全く意味がないと言うことではありません。そうではなく「我々が今必要なことはなにか?」を主体的に考え、行動すること。そしてそういった考え・行動を批判するのではなく尊重することが大事ではないでしょうか。

ありがたいことにEUは渡航制限を解除する見通しです。日本は「安全な国」と世界から見られています。であれば、我々個人はどう行動すればよいのか?皆さんに考えてほしいと思います。