自民党総裁選に出馬した河野太郎ワクチン担当相は17日午前の記者会見で、弾道ミサイルを相手国領域内で阻止する敵基地攻撃能力の保有に関し「おそらく昭和の時代の概念だ」と述べました。
敵基地の無力化のために電磁パルスを活用することに言及した高市早苗前総務相の発言から、リベラル票の取り込みを狙ったのでしょうか。
「電磁パルスを使うにしろ何しろ、今、議論すべきなのは日米同盟でいかに抑止力を高めていくかだ」との発言ですが、右派の論客がそろって猛反発。
では、「令和の概念」を具体的に国民に聞かせてほしい。「今、議論すべきは日米同盟でいかに抑止力を高めていくか」と仰るが、その「いかに」の部分の河野さんの考えを具体的に国民に説明すべきだ。議論議論と言うが、果たして今の日本に悠長な議論をしているヒマがあるのか? https://t.co/4chnqkedsI
— 有本 香 Kaori Arimoto (@arimoto_kaori) September 17, 2021
「中国や北朝鮮の脅威がないとでもいうのか」と批判。
河野さんのこの発言を聞いて驚いた。昭和の時代に北朝鮮が核を持たなかったが今は持った。昭和の時代に深刻でなかった中国の脅威は今は現実のもの。今だからこそ敵基地攻撃の能力を持つべきだ。このことすら分からない人間に一体どうやって国を任せるのか?! https://t.co/Izn6z3lNeT @Sankei_newsより
— 石平太郎 (@liyonyon) September 17, 2021
国際情勢に疎いのではという指摘も。
北朝鮮が初めて核実験をしたのは2006年(平成18年)であり、昭和期は中国も世界的脅威ではなかった。急速に変化する情勢を踏まえた高市氏の国防論を、河野氏は「昭和の概念」と否定する。なるほど河野氏は、日本国にとっての喫緊の脅威の存在に気づいてすらいないらしい。https://t.co/5Lv77CEy0h
— 飯山陽 Dr. Akari IIYAMA『イスラム教再考』6刷決定 (@IiyamaAkari) September 17, 2021
しかし「敵基地攻撃能力」とは何でしょうか?
「敵基地攻撃」という表現がもはや現実に即していない理由 https://t.co/9JyGJ3G1Fd
「またあほな9条信者あたりの記事か・・・」と思ったら「移動式や潜水艦からのミサイルは全部つぶしたりできないから基地なんかより、敵戦略要地を灰にできる抑止力もとうね」というまっとうだけど怖い記事だ。
— もへもへ (@gerogeroR) September 16, 2021
21世紀の戦争は「昭和の戦争」とは違います。
河野氏「敵基地攻撃能力は昭和の概念」 https://t.co/1p8hImefRq @Sankei_news 対北朝鮮での敵基地攻撃の文脈でなら確かにそう。でも対中国の文脈では敵基地攻撃は最新の概念になる。 問題はこの二つの文脈の違いを明確に理解している政治家が少ない点。混同してる政治家が多いですよね。
— JSF (@rockfish31) September 17, 2021
私たちは戦争の概念を昭和からアップデートしたほうがいいのでしょう。
敵基地攻撃という旧概念の使用を、メディア各位はもう止めるべきだ。中国の軍事力、北朝鮮の核・ミサイル能力の動向に対し、日本が抑止/拒否力・事態対処能力・エスカレーション管理能力をどう構築すべきかが焦点で、それなくして敵基地攻撃を踏み絵のように問う議論は安全保障論の劣化である。
— 神保 謙 (Ken JIMBO) (@kenj0126) September 17, 2021