小西洋之議員が名誉毀損訴訟を起こしたDappiというツイッターアカウントが「自民党と取引のある法人だった」ということが騒がれていますが、このどこが問題なのでしょうか?
野党攻撃ツイッター「Dappi」が自民党と取引⁉ 正体はIT企業 ネット工作まん延か https://t.co/5Qs8PyK5BP
— 東京新聞編集局 (@tokyonewsroom) October 13, 2021
国会でも森ゆうこ議員が問題にしました。
先ほどの国会。
森ゆうこ議員がDappi問題を取り上げましたので字幕付き動画を起こします。 pic.twitter.com/XCGwFaJsiq— Tad (@TadTwi2011) October 13, 2021
Dappiというアカウントをもっているのは東京都内のIT企業で、自民党と取引があることは確認されています。問題はその行為が違法だったのかということです。
渦中のツイッターアカウント「Dappi」に新疑惑です。なんと運営するウェブ関連会社は、岸田首相や甘利幹事長が代表取締役を務めていた企業と取引関係にあったというからビックリ。しかもその企業には、自民党から約4000万円の政治資金が渡っていました。日刊ゲンダイのお求めは駅売店・コンビニで pic.twitter.com/7qSzi7f9Sd
— 日刊ゲンダイDIGITAL (@nikkan_gendai) October 15, 2021
IT企業が自民党と「取引関係にあった」ことは違法なのでしょうか?
だからDappiの問題は単体だけで見てもしょうがなくて広島の選挙買収事件や、それをつないだ自民党内ネットワーク、世論工作の裏稼業やってる業者を紹介したのは誰かという観点から追い込んで行く必要があるということですね。
— 津田大介 (@tsuda) October 11, 2021
これは事実無根の印象操作です。Dappiと広島の選挙違反は何の関係もありません。Dappiのツイートは、国会中継を切り取ったものが多く、特定の政治家の利益のためにやっていたとは思えません。
国会中継をウォッチし、映像をtweetしてくれるDAPPIさんの投稿が2週間止まっている。国会中継という客観映像が名誉毀損なのだそうだ。言論も表現も弾圧される時代。私達は国会、あるいは政治家の発言の生の映像を見たいのです。DAPPIさんの投稿を待っている人は多い。早く復活して下さい。待ってます。 https://t.co/6sjuak3rVe
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) October 15, 2021
Dappiが自民党だけを応援していたわけでもありません。
朝日新聞のDappi報道も、バズフィードや東京新聞同様に実際のツイート傾向を無視したミスリード。スレッドで既述の通り、Dappiは維新(特に足立康史)を最も賞賛し、自民党の評価は中国に弱腰とみなすとボロクソ、立憲民主党議員でも松原仁議員は賞賛。https://t.co/3LD0zvZz4O pic.twitter.com/pRvYy7xCxd
— 徳本 (@tokumoto0) October 14, 2021
Dappiが自民党と特別な関係にあったわけでもない。BuzzfeedはDappiが「自民党の内部情報を事前に入手した」と報じましたが、それは誤報でした。
【フェイク疑惑】BuzzFeedのDappi記事から「関係者向けの国会資料を事前に公開したり」の「事前に」がこっそり削除される https://t.co/hrYbW5KPkX
を投稿しました。— 以下略ちゃん™ (@ikaryakuchan) October 14, 2021
そもそもDappiの関係する企業は、自民党とどんな取引をしていたのでしょうか。自民党の川松真一朗都議は、名指しされている企業と自民党の取引があったことは認めていますが、その業務内容はサーバの維持管理や講演会の書き起こしなどで、Dappiのツイートの内容とは無関係だと言っています。
DappiがこのIT企業の社員のアカウントだったことは間違いないようですが、それが自民党から依頼された宣伝活動だったとは考えられません。平日の昼間にやっていたのは、会社のコンピュータからやっていたなら当然でしょう。
ネット上で国会中継の動画を出すのも、政治家の批判をするのも自由です。それが個人だろうと法人だろうと何の問題もありません。総選挙を前にして自民党と取引すること自体が違法だとか犯罪だとかいう話は、それこそ誹謗中傷として選挙違反になる可能性があります。