下馬評を覆し野党共闘をぶち抜いた激戦の東京12区

我らに情勢調査は関係なし。公明VS維新、下馬評を覆し野党共闘をぶち抜いた激戦の東京12区始末

こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

投開票日から一夜あけて、今日は(寝ないで)王子駅前のご報告駅立ちからスタートしました。

ここ私の地元北区を含む東京12区では、阿部司が次点惜敗で東京比例の議席を賜ることができました。

吉村副代表が連日応援に入る重点区で、小選挙区当選が果たせなかったことは私と候補の力不足であり、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

一方で、事前の下馬評を大きく覆し、東京政界に衝撃を走らせることは出来たと思います。

以下、画像引用元は注釈がない限りNHK選挙特番および特設サイトより

当日の出口調査では、本命であった公明党候補を上回るデータが。

無党派層の投票先では1位となり、自民党支持層の投票先でも約4割まで食い込みました。

そして最終的には、比例投票先で維新は東京12区で自民党に続く第二党になったようです。

しかし事前の情勢調査報道では、我々は文字通り箸にも棒にもかからない状態でした。

引用元:https://twitter.com/miraisyakai/status/1454262079234269199?s=21

ほとんどの情勢調査で「記述なし」で、たまに出てきても完全な劣勢状態。

共産党は野党統一候補としてありとあらゆるリソースが投入されており、誰に聞いても公明党VS共産党の一騎打ち想定でした。維新は一部の保守層を拾うくらいだろうと。

しかし、そこからが維新とチーム音喜多&阿部の真骨頂。

「公示日時点での数字が、トリプルスコアまでなら追いつける」

が私の経験則からくる持論なのですが、今回も色々と流れてくる調査データを見る限り、前を走る公明党・共産党候補との差はちょうど三倍くらいあったと思います。

残念ながら期日前投票で圧倒的優位に立つ公明党候補にまでは届かなかったものの、選挙ブーストで投票日には無党派層の多くを獲得し、共産党候補に対し約1万票差をつけて次点までは到達することができました。

こうした結果をもって「サキシル」では、

>周知の通り、12区の多くを占める北区は維新所属の音喜多駿参議院議員の地盤。音喜多氏が2年前の区長選で惜敗した際、既成政党の全てを相手に戦って掘り起こした無党派層の「第三極」票をきっちり集めた結果だ。

と評価していただき、ありがたい限りです。

公明党と共産党しか選択肢がなく(与党第一党も野党第一党も候補者を出さない)、棄権票・白票が非常に多かった地域で、一つの選択肢として大きな存在感を示すことができました。

とはいえ、比例復活は比例復活。東京選挙区で涙を飲んだ15名の仲間たちのためにも、次は必ず小選挙区当選で捲土重来を期したいと思います。

まだスタート地点に立ったばかり。東京12区の皆さまには、引き続き厳しいご指導ご鞭撻をいただければ幸いです。

それでは、また明日。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2021年11月2日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。