COP26が開催されているイギリス・グラスゴーで、地球温暖化対策を求める大規模デモが開かれました。
【動画】グレタさん、COP26を痛烈批判「明白な失敗」 開催地で若者ら大規模デモ:東京新聞 TOKYO Web
【グラスゴー=加藤美喜】国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)が開催されている英グラスゴーで5、6日の両日、地球温暖化...
その中で、活動家であるグレタ・トゥンベリさんは、COP26は豊かな国々の政府の声しか聞いていないとして「明白な失敗だ」と強く批判しました。
COP26の目的に疑問を投げかけるアゴラ執筆陣も多いので、この部分では期せずして同じ結論に達しました。ただし、アゴラ執筆陣の主な心配はエネルギーの安定供給の面ですが。
風止んで石炭で電気を灯す英国の国連気候会議COP
英国のグラスゴーで国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)が開催されている。
脱炭素、脱石炭といった掛け声が喧しい。
だがじつは、英国ではここのところ風が弱く、風力の発電量が不足。石炭火力だのみで綱渡りの電...
COP26:議長国英国の狙いと見通しとは
今月末からCOP26が英国グラスゴーで開催される。もともと2020年に開催予定だったものがコロナにより1年延期しての開催となったものである。
英国はCOP26の開催国となった時点から鼻息が荒かった。パリ協定の実施元年にあたる2...
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一方、グレタさんももう18歳。相手を見る眼は着実に育ってきているようです。
グレタさんは強い言葉で参加国を批判しています。「COP26は、これまでと変わらない」「PRイベントに成り下がっている」「グリーンウオッシュ」と切り捨てていますが、今年は立場が変わってしまったようです。
グレタさんは、解決策として、気候変動で損失を受けている国々に対し、先進国は資金を提供すべきだと要求していますが、思慮深い年長者の方からお叱りを受けたようです。
国連開発計画もお祭りに乗っかってしまい、恐竜の絶滅は寒冷化だったということすら忘れられているようです。危機を煽るという意味ではグレタさんと結論が同じです。
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一方、欧米諸国の首脳たちは狡猾です。
われわれもこういった狡猾さから学ぶことは多いのではないでしょうか。