皇室報道過激化は宮内庁の秘密主義が原因だ

NHKより

眞子さんも…皇室の女性はなぜ叩かれ続けるのか? バッシングの歴史』という記事が日刊ゲンダイに載っていたが、正しい回答は分かりきっている。

それは、ひとつには、宮内庁の極度の秘密主義で必要以上に真相が分からないことが多いから憶測の幅が大きくなるからだ。

そして、その結果でもあるのだが、誰が見てもおかしい話なのに、皇室批判はけしからんとか、逆に今回の小室夫妻騒動のように皇室の値打ちが落ちた方が良いという隠れた意図を持ったり、事実でないと思われるので誹謗中傷だということで、無理な擁護する人がかなりいて、それが火に油を注ぐからだ。

小室氏についての報道で、誹謗中傷などほとんどなかったが、佳子様までがそういう言葉でマスコミ批判されたのには驚いたが、それは、小室家についての報道は嘘だという間違った前提で結婚に賛成する人の意見を見て、支持してる人も多いと勘違いされたのだと思う。

適切な情報公開が行われ、無理な擁護をする人がなくなれば、今回のような馬鹿げた騒動にならないと思う。

小室夫妻の結婚についても、最初から宮内庁がしっかり調べたら本人たちが無理な結婚を決意されなかった可能性が強い。いくら殿下が自由にさせてるから、調査いらないと仰ってもそれで引き下がるのもおかしいし、こっそりでも調査すべきだった。総理や大臣が調べる必要なしといっても心配なら調べるのが官僚の義務なのにおかしいことだ。

また、問題が指摘され始めてから、宮内庁がどこまで把握しているのか、どう対処しているかをオープンにしておれば、まさかそんなことないだろうと擁護する人も少なかっただろう。最初は結婚を擁護した人が多く、それが婚約を解消とか凍結とかにならなかった原因だが、擁護していた人のほとんどは、週刊誌などいい加減なこと書くので気にする必要ないと思っていたわけで、その当初の世論の支持を背景にことが進んでしまった。

逆に、情報が公開されていたら、必要以上に本当に大丈夫かと議論する必要もなかった。たとえば、父親と祖父母の自殺問題も、とくに調べたが、問題ないとは宮内庁はついにいっていない。小室氏の経済状態や将来計画についても、宮内庁が大丈夫だと判断しているなら、そう言って欲しかった。

現実には、擁護する人がいるから、本人たちも無理があると思うに至らなかったし、逆に幅が広すぎる危惧、意見、憶測が広がったのであって、結婚するにせよやめるにせよ、もっとソフトランンディングが出来たはずだ。