下丸子にあるお寿司屋さんは、定期的に通っているお店の1つですが、美味しいお寿司をお腹一杯食べて8,000円。口コミで評判となり、予約が取れないお店になってしまいました。
今週出かけましたが、この日も子持ちカレイの煮つけ(写真)から、白子丼、さば茶漬けなど、お寿司以外のお料理も大量に出てくるので、男性でも食べきれません。私は毎回シャリ少なめでお願いしていますが、それでも苦しいくらいです。
しかも、店主は有名店で修業した職人ですから、腕は確か。原価率も50%を超える高品質です。
店主が1人で握り、17時半と、20時半の2回転で、各回わずか7席。次回の予約を取ろうとすると、何と来年末まで早い時間の予約が全て満席でした。しかも、20時半からの遅い時間でも12月じゃないと予約できないとのこと。
仕方なく一年後の遅い時間に予約入れました。長年通っていますが、さすがにこの状況は、何とか改善してできないかと思いました。
例えば、こんな2つの選択肢を店主に提案したいと思います。
1つは値上げです。
実は、店主も2023年から2,000円の値上げを検討しているようです。ただし2022年までは既に予約を取っているので、価格は据え置くそうです。予約を取ってから値上げするという「後だしジャンケン」はやりたくないという誠実な対応です。
しかし、8,000円を1万円にしても、高コストパフォーマンスに変わりはありませんから、予約が取れない状況は続きそうです。
思い切って、2倍くらいにしても良いと個人的には思ったりしますが、職人気質な店主は良いものを安く提供して、お客様に満足して欲しいと思っているようで、大幅値上げには消極的です。
もう1つは、会員制にすることです。新規の予約を受け付けないようにして、今の来店客だけでリピートしてもらう。
そして、予約が少し取りやすくなったら、ウェイティングの人を新たに会員メンバーに入れる方法です。
これも、今以上の予約殺到は防げますが、既に現状でも予約が取れない状態ですから、導入しても即効性はありません。
という訳で、この状況はしばらくもう変わらないと思います。
良心的過ぎるお店のサービスによって、今までの常連客が予約できなくなってしまう人気店。
ここまで書いて何ですが、このブログを読んで、また予約する人が増えないか心配です(笑)。
編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2021年12月23日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。