岸田首相、一転して濃厚接触者の受験機会確保を訴える朝令暮改

今年度の大学入試で文科省は当初、コロナの濃厚接触者であっても、PCR検査の結果が陰性で受験当日に無症状などであれば、別室での受験を認めていました。しかし政府がオミクロン株の濃厚接触者に対して、宿泊施設での14日間の隔離を要請したことを受け、濃厚接触者となった場合は受験を認めないとする指針を各大学に通知していました。

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4436592.html

その件で混乱が広がったため、岸田首相は、濃厚接触者となった受験生について、別室受験を含む受験機会確保の方策を検討するよう文部科学省に再度指示を出しました。

外国人の新規入国停止措置は当初「1ヶ月だけ」という話がなし崩しに延長されたり、濃厚接触の定義を「航空機内の前後左右2列」に変更したり、水際対策もいろいろ迷走してます。

「受験を認めないとする指針」は、文科省が機械的に出してしまったそうですが、文科省は誰のために働いているのでしょうか。

首相に対しても厳しい意見が多く見られます。

若者に無暗に負担を強いる姿勢に疑問の声も。

根本的に撤回すべきではないでしょうか。

マスコミも政権同様、オミクロン株の危険を声高にアナウンスしていますが、落としどころは考えていないようです。

岸田首相は、以前「慎重すぎるという批判については、私が全て負う覚悟でやっている」と述べていましたが、大学受験や経済的問題で人生が狂ってしまった人々の責任をどのようにとるつもりなのでしょうか。普通の家庭は3回も受験する余裕はありません。

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岸田首相 首相官邸HPより